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「Eye-Fi Mobi」からPCに画像転送できるツールが公開

米国では新ブランド「Eyefi」がスタート

 アイファイジャパンは4月18日、スマートデバイスとの連携に特化したWi-Fi対応メモリーカード「Eye-Fi Mobi」向けに、「Mobi PC転送ツール」を無償公開した。Windows 7/8、Mac OS X 10.8以上で利用できる。

Mobi PC転送ツールのイメージ(アイファイジャパンWebサイトより)

 これまでEye-Fi Mobiはスマートデバイス上の専用アプリでのみ画像を受信できたが、Mobi PC転送ツールの登場により、パソコンでの受信も可能とした。カードと直接接続するため、インターネット環境は不要としている。ペアリングはスマホアプリと同様、10桁のアクティベーションコードの入力で完了する。

 また、自動バックアップ機能を利用可能。保存先フォルダは変更可能で、バッチ処理などのワークフローに組み込むことも可能としている。

 Mobi PC転送ツールはEye-Fi Mobiカード専用。「Eye-Fi Pro X2」といったMobi以外のカードでは利用できない。また、クライアントソフト「Eye-Fi Center」がインストールされた環境では転送ツールが動作しないという。

 なお米国では、4月17日にEye-Fiの新ブランド「Eyefi」に関する発表を掲載。Webサイト上での表記やロゴが変わっている。発表は米国における「Eyefi Mobi」アプリと「Eyefi Cloud」サービスの立ち上げに伴うもので、他の地域においても今後数カ月で新ブランドがお目見えすると予告している。

Eyefi米国サイトより

 Eyefi Cloudは、Eyefi Mobiカードにオプション提供するクラウドサービス。iOS/Android向けのEyefi Mobiアプリがデジタルカメラの撮影画像を受信し、自動的にフル解像度でアップロードする。アップロードされた画像は、他の登録デバイスに自動共有されるほか、クラウド上でアルバムを作成してSNS投稿やプライベートでの共有も可能という。アップルiCloudのフォトストリームのような利便性と見られる。

(本誌:鈴木誠)