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低歪化した超広角レンズ搭載。イメージセンサー刷新のフラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII」
2025年5月13日 11:05
ソニーは、同社スマートフォンのフラッグシップモデル「Xperia 1 VII」を6月上旬以降に発売する。価格はオープン。ストレートブラック、モスグリーン、オーキッドパープルの3色を用意。
「Xperia 1」シリーズの最新モデル。同社のαやWALKMAN、BRAVIAで培った技術により、高いレベルで“撮る、観る、聴く”を体験できるフラッグシップモデルとしている。価格はオープンで、SIMフリーモデルの店頭予想価格はRAM12GB/ROM256GBが20万5,000円前後、RAM12GB/ROM512GBが21万9,000円前後、RAM16GB/ROM512GBが23万5,000円前後。
背面カメラは3眼構成。レンズとイメージセンサーの組み合わせは次の通り。
- 超広角:16mm相当・F2.0、1/1.56型「Exmor RS」、有効約4,800万画素
- 広角/標準:24mm相当/48mm相当・F1.9、1/1.35型「Exmor T」、有効約4,800万画素
- 望遠:85-170mm相当(光学ズーム)・F2.3-F3.5、1/3.5型「Exmor RS」、有効約1,200万画素
超広角域を担うカメラには、従来モデルより2.1倍大型化したというイメージセンサーを採用。高速な重ね合わせの処理技術を進化させたことで、ノイズ低減と広いダイナミックレンジを実現した。またレンズ自体も画像の歪みを抑えたとしている。レンズ側で低歪を実現するため、ソフト処理を介さずに高画質で記録できるという。
いずれのカメラも焦点距離の設定は前モデルと同じ。最大170mm相当をカバーする望遠レンズは、引き続き光学ズームに対応している。また超広角カメラのテレマクロ対応や、姿勢推定技術を活用したAF性能も踏襲した。
撮影性能面では、「AIカメラワーク」と「オートフレーミング」の2つの機能を新たに搭載。いずれも動画撮影に関するものとなっている。
AIカメラワークは、AIトラッキングと手ブレ補正を活用し、被写体を画面のセンターに捉え続ける機能。オートフレーミングは、AIが被写体をクローズアップして、ヒキとヨリの2つの映像を同時に記録するという。
ディスプレイはアスペクト比19.5:9の6.5型OLED。解像度はFHD+。照度センサーをスマートフォン本体の背面だけでなく、前面にも新たに搭載したことで正確に環境照度を認識するという。ピーク輝度は前モデルから20%向上した。
バッテリー容量は5,000mAh。4年使用後も80%以上の容量をキープする“長寿命バッテリー”としている。
チップセットにSnapdragon 8 Eliteを採用。電力効率が44%改善したほか、シングルスレッドおよびマルチスレッドのCPUテストのパフォーマンスが45%向上している。
外形寸法は162×74×8.2mm。質量は197g。microSDXCカードに対応するスロット、3.5mmオーディオジャックを備える。
純正のカバー「Style Cover with Stand for Xperia 1 VII」も用意。撮影時のグリップ力を向上させる形状と素材を採用したほか、縦・横置きに両対応のスタンドを備えた。店頭予想価格は5,000円前後。