ニュース

「PENTAX K-3体感&トークライブ」東京会場レポート

発売前のK-3に触れるイベント。GR Limitedの展示も

 リコーイメージング株式会社は、11月1日発売のデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3」をお披露目するイベント「PENTAX K-3体感&トークライブ」を全国5都市で開催する。10月26日は東京・秋葉原でイベントが行なわれた。

 PENTAX K-3体感&トークライブの開催概要は次の通り。東京会場は明日27日も開催される。

都市会場住所開催日時間
名古屋名古屋サンスカイルーム 2F A室名古屋市中区錦1丁目18番22号 名古屋ATビル2階10月16日(水)17時〜19時30分
大阪堀江ギャラリー大阪市西区南堀江1-19-23 前衛的ビルヂング2F&3F10月19日(土)11時〜17時
福岡博多バスターミナル 9F 大ホール福岡市博多区博多駅中央街2-1 9F10月23日(水)17時〜19時30分
東京ベルサール秋葉原 B1ホール千代田区外神田3-12-8 住友不動産秋葉原ビルB1F10月26日(土)13時〜18時
10月27日(日)10時〜17時
札幌ホテル さっぽろ文芸館 3F 黎明の間札幌市中央区北1条西12丁目 3F10月30日(水)17時〜20時

 台風27号の影響で雨天での開幕となった東京会場。それでもスタート時から多くの人が詰めかけ、雨が上がった14時30分頃には、タッチ&トライコーナーに長蛇の列が。AF体験コーナーや各トークショーも盛況で、K-3への人気の高さが感じられた。

 K-3は、光学ローパスフィルターレスのAPS-Cサイズ相当有効2,435万画素CMOSセンサーを搭載。ペンタックスのデジタル一眼レフカメラ、Kシリーズの最新フラッグシップとなる。ボディのみの店頭価格は15万円前後の見込み。

 最も特徴的なのは、撮像素子を動かすことで、ローパスフィルター無しでもモアレを軽減できる独自機能「ローパスセレクター」の存在だろう。それ以外にも新AFセンサー「SAFOX 11」や、測光用のRGBセンサーを新たに採用するなど、全体的なブラッシュアップが図られている。

モアレ軽減の度合いを設定できる「ローパスセレクター」。手ブレ補正機構を利用して撮像素子を微妙に動かす。効果の違いを示すパネル展示もあった

 会場では一般的なタッチ&トライコーナーとは別に、AF体験コーナーを特別に設置。今回、AFセンサーがSAFOX XからSAFOX 11に進化しており、測距点が11点から25点に増加した。

 AF速度はもちろん、倍率が約0.92倍から約0.95倍に引き上げられたファインダーの見え具合、より静かになったシャッター音など、体験会ではこうした感性面での変化も確認できる。

AF速度を模型で体感できるコーナー
タッチ&トライコーナー。熱心な質問が寄せられていた。
撮像素子とPRIME IIIが載った基板
カットモデル
東芝REGZAの4Kテレビを使った表示デモ
HDコーティングに対応して「赤はちまき」になったDA Limitedレンズの展示
K-3購入キャンペーンでもらえる「K-3オリジナルバッグ」も手にとって触れた。監修は吉村和敏氏
立ち見が出るほどの人気となった吉村和敏氏によるトークショー。海外取材での設定を披露

 手にとれる実機はK-3のみで、他のKシリーズやQ7、リコーブランドの製品はない。今回はあくまでK-3に的を絞ったイベントになる。10月25日に国内が発売が決まった全天球カメラ「RICOH THETA」もここには置かれず、新宿および銀座のリコーイメージングスクエアで展示中とのことだ。

 K-3の実機は数多く用意されているものの、いずれもファームウェアが最終版ではないことから、画像の持ち帰りは不可となっている。

K-3限定シルバーモデルは透明ケース内での展示のみ。人気が高く、予約出荷分はすでに受付を終了したという

 なお、リコーブランドからは、10月22日に発表された「GR Limited Editon」が展示された。全世界5,000台の限定モデルで、2013年5月発売の「GR」をベースに、外観カラーを変更したモデル。会場ではボディに付属する限定版のフード&アダプター、ソフトケース、ネックストラップとセットで展示されていた。

本体のGR Limitedに加え、同梱されるフード&アダプターGH-3 Limited Edition、本革製ソフトケースGC-5 Limited Edition、ネックストラップGS-3 Limited Editionのすべてを展示

 本体色は薄めのモスグリーンといったところ。レンズリングやシャッターボタンなどに用いられたシルバーも良いアクセントだ。木目調のグリップはつややかな表面処理となっている。

 GR Limited Editionは11月22日に発売。店頭予想価格は10万円前後の見込み。カラーリング以外の仕様はGRと共通。

【10月28日】記事初出時、レポートした東京会場の開催を10月16日の初回と誤って記載していました。正しくは10月26日で、名古屋・大阪・福岡に続く4回目です。

(本誌:折本幸治)