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2013年ニコンサロン特別企画展 Remembrance 3.11
北島敬三写真展「PLACES」

(大阪ニコンサロン)

東日本大震災から二年が過ぎようとしています。甚大な被害を受けた被災地では復旧が進んでいるように見えながら、その爪痕は今なお残り、多くの人々は未曽有の体験がもたらした深い悲しみやトラウマを忘れることができないでいます。

写真の世界も同様です。多くの写真家たちが被災地へ出かけ、写真にできることは何なのか、写真を撮ることとは何なのかを問われ続けてきました。

ニコンサロンでは大震災から二年という節目にあたり、企画展を開催しあらためてこのカタストロフィの意味を省察したいと考えます。

Remembranceという言葉は、記憶や回想だけではなく、追悼や形見という意味も持ち、何よりもそれは想い出すことが現在をつくりだすことを示しています。それは写真の本質とも重なってきます。

日本人の誰もが記憶を持ち、今なお語り続けているこの震災の意味を、再生への手がかりとして展示と対話から浮かびあがらせたいと思います。

(写真展情報より)

 5月2日18時30分より、「北島敬三×伊藤俊治」トークショーが開催される。会場はニコンプラザ大阪セミナールーム。

2013年ニコンサロン特別企画展 Remembrance 3.11 北島敬三写真展「PLACES」

  • 会場:大阪ニコンサロン
  • 住所:大阪府大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
  • 会期:2013年5月2日(木)〜2013年5月15日(水)
  • 時間:10時30分〜18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休

(本誌:折本幸治)