キヤノン、スマホの写真を無線LAN経由でプリントできるフォトプリンター


 キヤノンは、無線LAN対応のフォトプリンター「SELPHY CP900」を9月上旬に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は1万円前後の見込み。

SELPHY CP900

 2010年9月に発売した「SELPHY CP800」の後継機。SDメモリーカードやUSB接続した機器からのプリントに加え、無線LAN(IEEE802.11b/g)経由でスマートフォン内の画像をプリントできるようになった。

 スマートフォンからのプリントにはiOS/Android用のプリントアプリ「Easy-Photo Print」を使用する。

 ワイヤレス接続にはUSB接続のPictBridgeと同様の機能を利用できるという「DPS over IP」(CIPAが2012年2月策定)を利用。カメラ内にアクセスポイントを持つ機種(IXY 430Fなど)とは直接接続も可能。

 プリントは昇華型熱転写方式。解像度は300×300dpi。用紙はLサイズ、ポストカード、カードサイズ(全面シール、8分割シール含む)。プリント速度はLサイズ約39秒、ポストカードサイズ約47秒、カードサイズ約27秒。

同梱品

 電源は付属のアダプターもしくは別売バッテリーパック「NB-CP2L」(実勢6,610円)とチャージャーアダプター「CG-CP200」(新製品、7,350円)を利用できる。

 PCからの無線LAN接続にも対応。アクセスポイント経由で接続・プリントを行なえる。対応OSはWindows 7、Mac OS X 10.6.8〜10.7。有線接続の対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.6.8以降。

 外形寸法は178×127×60.5mm。重量は約810g(本体のみ)。




(本誌:鈴木誠)

2012/7/26 14:04