写真展「CANDiD 菅原一剛×岡嶋和幸×大和田良」(日本写真学院THE GALLERY)


「candid」とは「ありのままの」という意味を持つ英単語です。日本では広くスナップ写真という言葉が使われていますが、カメラの存在を感じさせないような自然で“ありのままの”一瞬を写し取った写真を英語圏では「candid photo」と呼んでいます。日々の生活や特別な行事、大切な、あるいは思いがけずに出合った一瞬をそのままに切り取ったという、スナップに比べより色濃い意味合いがそこにはあるでしょう。
ギャラリーや美術館で展示される写真においても、ジャーナリズムにおける報道写真のみにかかわらず、ありのままの写真が伝えるメッセージは強いパワーを持ち、人びとの心に響き続けています。
今回THE GALLERYにおいて、菅原一剛×岡嶋和幸×大和田良の三人が展示する「CANDiD」。そのタイトルでアクセントになっている「i」は、写真家のパーソナリティーにもフォーカスしている「人」という形状、そしてそれぞれの写真に存在する、シャッターを切った人の独自の視点や感情である「identity」を意味しています。
常に写真に向き合っている写真家たちが撮る“ありのままの”日常を覗いてみてください。
(写真展情報より引用)

  • 名称:CANDiD 菅原一剛×岡嶋和幸×大和田良
  • 会場:THE GALLERY
  • 住所:東京都中央区湊1-8-11 千代ビル4F(日本写真学院内)
  • 会期:2012年3月30日〜2012年4月19日
  • 時間:10時〜19時(土日は18時)
  • 休館:月曜日

(本誌:鈴木誠)

2012/3/16 00:00