富士フイルム、「FinePix X100」最新ファームウェアを公開

〜4方向ボタン割当機能のロックやOVFでの16:9フレーム表示など

 富士フイルムは28日、APS-Cセンサー搭載デジタルカメラ「FinePix X100」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号は1.10。

FinePix X100

 Ver.1.01からVer.1.10への変更点は次の通り。

  • コマンドダイヤルの上下左右に割り当てられている機能(DRIVE/フラッシュ/ホワイトバランス/マクロ)とRAWボタンを、撮影時にロックする機能を追加。「MENU/OKボタンの長押し3秒」で無効にできる。
  • 近接撮影用のAFフレーム(ターゲットマーク)表示をできるようSETUPメニューで「AFフレーム補正」ON/OFFを選択できる機能を追加しました(工場出荷時はOFF)。
  • シャッタースピード優先AE、絞り優先AEの時、コマンドダイヤルまたはコマンドレバーで、マニュアル露出時と同様、1/3段ごとでのシャッタスピード設定/絞り設定を可能にした。
  • 撮影画像表示を「連続」にしたとき、撮影画像表示中にコマンドレバーを押すと、ピント位置を拡大するように変更。
  • 「Fnボタンの長押し3秒」で、SETUPメニュー内「Fnボタンの設定」にショートカットするようにした。
  • 感度=AUTO制御ONの時、シャッター半押し前=設定しているISO感度を表示、シャッターボタン半押し後=実際の撮影ISO感度を表示するようにした。
  • 「VIEWMODE」ボタンを押して「アイセンサーON」になった時、「アイセンサー」と表示するようにした。
  • 一度設定したマクロ、ISO感度、ドライブ、ダイナミックレンジ、セルフタイマー、フラッシュモードなどの設定を次の条件のとき維持する用に変更。シャッタースピードダイヤルや絞りリングを回して露出モードを変更した場合、再生→撮影モードにした場合、電源OFF。
  • EVF(LCD)で設定したAFエリアサイズが、OVFに切り替えからEVF(LCD)に戻したときにも保持されるようにしました。
  • セットアップの「シャッター音」でサウンドを選択する時、同時に選択したサウンドが聞けるようにした。
  • 再生モード時、最後に見た画像を記憶しておき、次に再生した時にも同じ画像を表示するようにした。一度撮影するとリセットされ、最後に撮影したコマを表示する。
  • 画像サイズ16:9選択時に、OVFのブライトフレームも16:9になるように変更。
  • 再生時に「詳細情報表示」を選択し、撮影後再び再生した時、表示を保持させるようにした。「詳細情報表示」時にもダイレクト消去およびメニュー操作を可能にした。
  • シャッターボタン半押し時に、被写体の明るさや設定絞りによりモニター画像が暗くなる場合がある現象を改善。
  • 「カスタム撮影画面」設定で「EVF/LCD」のカスタム表示項目を設定して戻った時の表示が「EVF/LCD」になるように修正。
  • RAWモード撮影時のストロボモードを撮影時の「赤目補正」ON/OFF(セットアップ設定)に連動させた。
  • OVFでMF撮影時に拡大表示してピントを合わせた後、シャッターボタンを半押してもOVFを維持するようにした。
  • コマンドダイヤルの左右に割り当てられている機能(マクロ/ストボロ)を押した時に表示される設定バーの表示時間を1.5秒から2秒に変更。
  • セットアップで撮影画像表示を「連続」にした時に、撮影画像表示中にシャッタースピード/絞りの変更を受け付けるように改善。次の撮影を行なう際の動作がスムーズになるという。
  • 自動電源OFF状態から再起動する際のシャッターボタン半押し操作時間を短縮。
  • フィルムシミュレーションのベルビア/ASTIAモードでのダインミックレンジ200%・400%の画質(シャドー部階調)を改善。
  • セットアップのOVF撮影枚数UPをONに設定し、Fnボタンを動画に設定した後、Fnボタンを押すとまれにカメラが正常に動作しなくなる現象を改善。
  • 露出補正時のOVFのヒストグラム表示を改善。

(本誌:折本幸治)

2011/6/28 15:22