ニュース

ケンコーの光害カットフィルター「スターリーナイト N」

星景・夜景の色かぶりを引き起こす人工光の問題に

株式会社ケンコー・トキナーは、星景・夜景撮影用の光害フィルター「スターリーナイト N」を4月18日(金)に発売した。

ナトリウム灯や水銀灯など、街明かりの影響により、夜空を撮影する際は黄色やオレンジ色に色被りが生じてしまう。同フィルターでは、こうした色被りを抑え、自然な色再現が可能。

超広角レンズ使用時にもケラレにくい薄枠設計を採用。広角レンズ使用時の色転びについても発生しないという。

フィルター枠の側面には、フィルターの着脱を助けるローレット加工が施されている。

露出倍数は1/3絞り分。

2019年4月19日発売の「スターリーナイト」とフィルター効果は同等。従来パッケージと識別するために製品名の末尾に「N」が付けられている。

透過特性を表したグラフ。青線はナトリウム灯(589nm)、赤線は水銀灯(435nm、546nm、577nm)の輝線を表している
フィルター未使用
スターリーナイトN使用
フィルター未使用
スターリーナイトN使用
  • フィルター径49mm:5,830円
  • フィルター径52mm:6,050円
  • フィルター径55mm:6,600円
  • フィルター径58mm:7,040円
  • フィルター径62mm:9,680円
  • フィルター径67mm:1万340円
  • フィルター径72mm:1万2,100円
  • フィルター径77mm:1万4,520円
  • フィルター径82mm:1万8,150円
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。