ニュース

往年の銘玉を復刻した「ライカ ズミルックス M f1.4/50mm」

ライカカメラ社は、M型ライカ用の交換レンズ「ライカ ズミルックス M f1.4/50mm」を3月1日(土)に発売する。価格は66万円。

往年の銘玉を、クラシックな外観と先進技術を融合して復刻する「クラシックレンズシリーズ」の5本目となるモデル。

1962年から2004年にかけて製造された2代目「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」の光学設計がベース。絞り開放で得られる美しいボケ味と、絞り込んだ際のシャープかつコントラストの高い描写が特徴としている。2代目と同等の性能を再現しながら、最新のM型カメラに求められる条件も満たした。最短撮影距離は0.7mでオリジナルより短縮している。

ヴィンテージデザインのラウンド型レンズフードが付属する。

またデザインを見直した製品箱をライカレンズとして初めて採用。ドイツで製造しており、環境に配慮してプラスチックは不使用という。

1959年登場の初代モデルは、ズミルックスシリーズの1本目となるレンズだった。ズミルックスの名前の由来は、ラテン語で“最大の光”を意味する“summa lux”。

なお、クラシックレンズシリーズは、「ライカ ズマロンM f5.6/28mm」「ライカ タンバールM f2.2/90mm」「ライカ ノクティルックスM f1.2/50mm ASPH.」「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm」の4本が登場済み。

  • 画角(対角/水平/垂直):45°/38°/26°(35mm判換算)
  • レンズ構成:5群7枚
  • 合焦距離:0.7m~無限遠
  • 最大撮影倍率:1:12.5
  • 最少絞り:F16
  • 絞り羽根枚数:12枚
  • レンズマウント:ライカMマウント(6bitコード付き)
  • フィルター溝:E46
  • 外形寸法:約45×58mm
  • 質量:約417g、約450g(レンズフード付き)
本誌:宮本義朗