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Wacomのプロ向けペンタブレット「Intuos Pro」がリニューアル
描画スペースが拡大
2025年2月13日 18:40
株式会社ワコムは、ペンタブレットのフラッグシップモデル「Wacom Intuos Pro」を刷新。読み取り範囲を広げるなどの強化を行い、今春に発売する。
サイズの異なる、small、medium、largeの3種類を用意。それぞれ、従来モデルよりも読み取りエリアを広げながらも小型・薄型化を実現した。また、一般的なPCモニターのアスペクト比にあわせ、作業エリアを16:9としている。
「Intuos Pro」は、フォトエディターやビデオグラファーなどのプロに向けた、同社ペンタブレットの最上位シリーズ。
今回のリニューアルでは、メカニカルなダイヤルと機能割り当てに対応したExpressKeyを本体上部に搭載。また、USBによる有線接続に加え、2台のPCとのBluetooth接続が可能に。最大3台のPCで利用できるようになった。本体上部のUSB/Bluetoothセレクターにより、USB接続・Bluetooth接続を切り替えて使用できる。ワイヤレスでの駆動時間は最大で16時間。
加えて、「Wacom Cintiq Pro」シリーズにも採用されている「Wacom Pro Pen 3」テクノロジーに対応した。
「Wacom Pro Pen 3」は、グリップやバランスウェイト、サイドスイッチの有無を選べるボタンプレートで、好みに合わせてカスタマイズできる。替え芯として、標準芯とフェルト芯のほか、滑りにくいラバー芯を追加した。
ワコムのプロフェッショナルペンタブレットとして、初めてデュアルペンテクノロジーにも対応。ステッドラー、LAMY、Dr. Gripなど、有名文具メーカーとコラボしたデジタルペンも利用できる。
また、デジタル作品の保護と著作者証明を可能にする独自サービス「Wacom Yuify」も利用できる。Photoshop、CLIP STUDIO PAINT、Rebelle 7で作成された2Dイラスト作品の保護に対応し、作品にマイクロマークを埋め込むことが可能。マイクロマークはスクリーンショットを撮ったり、ダウンロードしたりしても持続し、ブロックチェーン技術により原作者と作品をデジタルで結び付けるものとなる。
さらに、リモートデスクトップ接続時にペン入力を最適化する「Wacom Bridge」にも対応する。
購入特典として、CLIP STUDIO PAINT(3カ月ライセンス)、MASV(3カ月ライセンスまたは、250GB)、Capture One(3カ月ライセンス)が用意されている。
Wacom Intuos Pro small
- 外形寸法:215×163×4~7mm
- 読み取り可能範囲:187×105mm
- 筆圧:8,192レべル
- 重量:240g
- インターフェース:ExpressKey×5、ダイアル×1
- 価格:41,580円
Wacom Intuos Pro medium
- 外形寸法:291×206×4~7mm
- 読み取り可能範囲:263×148mm
- 筆圧:8,192レべル
- 重量:411g
- インターフェース:ExpressKey×10、ダイアル×2
- 価格:62,480円
Wacom Intuos Pro large
- 外形寸法:377×253×4~7mm
- 読み取り可能範囲:349×195mm
- 筆圧:8,192レべル
- 重量:660g
- インターフェース:ExpressKey×10、ダイアル×2
- 価格:82,280円