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周八枚「LIGHT LENS LAB M 35mm f/2」にエイジング加工を施したカラーバリエーション

株式会社焦点工房は、LIGHT LENS LABのライカM用交換レンズ「M 35mm f/2 ‘Time Edition’ セット」を11月7日(木)に発売した。販売価格は24万9,000円。

往年の名機として知られる初期のライカ製「Summicron 35mm f/2」(第一世代)、通称「八枚玉」を再現したとするモデル。外装に特殊なエイジング加工を施し、新品でありながら長年使い込まれたような風合いを表現。付属する真鍮製のフードや前後キャップにも同様の加工が施され、統一感のある仕上げとしている。

同シリーズはこれまで、シルバー、サファリ仕様のオリーブペイント、ブラスゴールド、ブレッソン、ピアノブラックなどのカラーバリエーションを展開してきた。

「八枚玉」の復刻は、中国の投資家による3年以上に及ぶプロジェクトから生まれた。ダブルガウスタイプのレンズ構成と真鍮製の鏡筒を採用し、オリジナルに近い光学性能を再現。ガラス硝材の選定から、コーティング、鏡筒デザイン、さらには無限遠位置でのピントリング固定方法まで、細部にわたって忠実な再現を行っているという。

レンズの取付け指標にはルビーを採用。鏡筒には耐久性に優れた真鍮を使用することで、オリジナルのアルミ合金製を上回る重厚感を実現したという。高い再現性から、ライカユーザーの間では「周八枚」の愛称で親しまれているという。

装着イメージ
サンプル画像(提供:焦点工房)以下同
  • 対応マウント:ライカM
  • 対応撮像画面サイズ:35mmフルサイズ
  • 焦点距離:35mm
  • レンズ構成:6群8枚(ダブルガウスタイプ)
  • フォーカス:MF ※距離計連動型
  • 絞り:F2〜F16
  • 絞り羽根:10枚
  • 最短撮影距離:0.7m
  • フィルター径:39mm
  • サイズ:約Φ51×29mm(マウント・突起部除く)
  • 質量:約230g(レンズ本体)
  • 付属品:前後キャップ、レンズフード、UVフィルター、筒型レザーケース
本誌:佐藤拓