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TECHART、ライカM→ソニーE用のAFアダプターに新モデル「LM-EA9 MarkII」

モーターの完全同期でAF性能向上。α9IIIなど対応機種も追加

株式会社焦点工房は、TECHARTの電子マウントアダプター「LM-EA9 MarkII」を9月20日(金)に発売した。希望小売価格は6万5,000円。

ライカMマウントレンズをソニーEマウントカメラでAF動作させる電子マウントアダプター。AF駆動用の小型モーターを4つ搭載し、レンズ側のマウント面を前後に動かしてピントを合わせる仕組みを採用している。2022年10月に発売した「TECHART LM-EA9」の後継モデル。

新モデルでは、4つの小型モーターの完全同期を実現。AF動作音の低減に加えて、アダプターの動作が迅速かつ正確になり、パワーも向上した。テストでは、負荷対応力が30~50%向上したという。

AF-S、AF-C、顔検出、瞳AFに対応。なお、動画撮影時のAFは使用できない。

カメラケースやレンズと干渉しにくいリング状のデザインを採用。ボディの設計と加工方法も改善され、高い剛性と小型化を実現している。内部には内面反射を抑制する植毛加工を施している。

USB DOCKからのファームウェアアップデート機能も備えている。

対応機種はα1、α9 III、α9 II、α9、α7RV、α7R IV、α7 IV、α7S III、α7R III、α7 III、α7CR、α7C II、α7C、α7R II、α7 II、α6700、α6600、α6500、α6400、α6300、α6100。

外形寸法は約Φ68×18mm。質量は約130g。

なお、別売りのマウントアダプターと組み合わせることで、M42やニコンF、ヤシカコンタックスなどのマニュアルフォーカスレンズもAF化できるという。

本誌:佐藤拓