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背面モニターがない「ライカM11-D」

M11をベースに小型軽量化 BluetoothやUSB Type-Cなど通信周りも充実

Leica Camera AGは、背面モニター非搭載のデジタルレンジファインダーカメラ「ライカM11-D」を9月21日(土)に発売する。価格は154万円。

2018年11月発売の「ライカM10-D」に続き、背面モニターを廃したデジタルカメラ。撮影後に画像をチェックできないことから、フィルムカメラのような撮影フィールが味わえる。背面にはモニターの代わりに、ISO感度の設定ダイヤルを設けた。ボディ正面の赤いLeicaロゴも引き続き省略され、シンプルな外観となっている。

それ以外の主な仕様は「ライカM11」(2022年1月発売)と共通。6,000万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを採用。RAWデータの記録サイズを3段階から選べる「トリプルレゾリューションテクノロジー」も利用できる。最大5コマ/秒での連続撮影が可能。

薄型軽量のボディも「ライカM11」より継承した。質量は「ライカM10-D」よりも100g以上軽くなっている。

Bluetoothでの無線接続にも対応し、ライカ専用アプリ「Leica FOTOS」を介したスマートフォンとの連携も行える。撮影画像の確認、位置情報の追加、記録形式(DNG/JPEG)の選択などが可能。設定値は「Leica FOTOS」内部に記憶され、撮影時にその都度呼び出して使用できる。「ライカM10-D」になかったUSB Type-Cポートも搭載。

また、環境への取り組みとして製品パッケージをリファインし、材質のほぼ100%を天然素材とした。

専用のカメラプロテクターもラインアップする。背面のISO感度の設定ダイヤルを露出させたデザイン。カラーはブラックのみ。

また1枚レザーのキャリングストラップも発売。「ライカM11-D」以外のM型カメラでも使用できる。カラーはブラックとコニャックの2色。

キャリングストラップ コニャック(18559)
  • 撮像素子:有効約6,000万画素 裏面照射型CMOSセンサー
  • ファインダー倍率:0.73倍
  • シャッター速度:60分〜1/4,000秒(メカシャッター)、60〜1/16,000秒(電子シャッター)
  • 撮影感度:ISO 64〜50000
  • 外形寸法:147.2×80.3×38.45mm(アイレット、突起部含む)
  • 質量:約540g
本誌:折本幸治