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4/3型センサー搭載のコンパクトデジタルカメラ「ライカD-LUX8」が7月に発売

「ライカQ」シリーズに寄せたデザインに

ライカカメラジャパン株式会社は5月23日(木)、コンパクトデジタルカメラ「ライカD-LUX8」を発表した。2024年7月に発売予定という。

4/3型CMOSセンサーを搭載するレンズ一体型カメラ“D-LUX”シリーズの新モデル。従来機の「D-LUX7」は2018年12月に発売。同シリーズ初代機の登場は2003年だった。D-LUX8はライカならではの製品づくりのノウハウを結集し、さらにコンパクトで使いやすいフォルムに仕上げたとしている。

イメージセンサーの有効画素数は1,700万画素(総画素数2,100万画素)で、従来機と同様。搭載レンズも「ライカDCバリオ・ズミルックス f1.7-2.8/10.9-34mm ASPH.」を踏襲しているようだ。焦点距離は35mm判換算で24-75mm相当。

詳細な技術仕様は明らかになっていないが、同シリーズでは初めてDNG(RAW)形式での記録に対応したという。そのほか「Leica FOTOS」アプリとのシームレスな接続も可能としている。

ユーザーインターフェースは、フルサイズセンサーを搭載するレンズ一体型カメラ「ライカQ」シリーズからインスピレーションを得たという。例えば背面の操作ボタンは従来機より減っており、Qシリーズに似たシンプルな印象のデザインとなっている。同社によると「よりシンプルかつ人間工学に基づきレイアウトを見直すことで、これまで以上に快適な操作性を実現」したとのこと。

ボディ上面を見ると、従来機ではシャッタースピードダイヤルと同軸にあった電源ボタンが独立。シャッタースピードダイヤルの表記も変わっている。このほか、露出補正ダイヤルだった箇所には“表記なし”のダイヤルが配置されている。

製品には外部ストロボが付属する。

本機の登場にあわせて、新たな専用アクセサリーとしてハンドグリップ、キャリングストラップ、リストストラップ、レザー製のカメラプロテクターがそれぞれ複数のカラーバリエーションで登場するという。

本誌:宮本義朗