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描写力と機能性が向上したフラッグシップレンズ「SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN II|Art」

株式会社シグマは、交換レンズ「SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN II|Art」を5月30日(木)に発売する。直販価格は税込19万8,000円。ソニーE、Lマウント用をラインアップする。

同社の最先端技術を、設計から生産にいたる全工程に投入したという“フラッグシップレンズ”。2019年12月に発売した「SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art」の後継機に位置づけられ、画質や機能面を向上させつつ、体積比約7%、重量比約10%の小型軽量化を実現したという。

レンズ構成は15群19枚。FLD6枚、SLD2枚、非球面レンズ5枚を使用し、ズーム全域で諸収差を徹底的に抑制。またサジタルコマフレアの抑制により、従来機より解像力も向上しているという。

ナノポーラスコーティング、マルチレイヤーコートを施し、フレアやゴーストを極限まで抑制した。

ピント移動によるフォーカスブリージングもズーム全域で抑制している。

従来機にはなかった絞りリングを追加して機能面を強化。絞りリングクリックスイッチ、絞りリングロックスイッチも搭載する。またAFLボタンも2カ所に増やしたことで(従来は1カ所)、縦位置で構えた際もボタン操作が容易になったという。

レンズ本体には剛性感も確保。ズームの繰り出し部分などに金属パーツを採用したほか、内部構造も堅牢な設計となっており、小型軽量のみでなく、長く信頼して使える道具としての価値を重視したとしている。

AF駆動にはリニアモーターHLA(High-response Linear Actuator)を採用。従来機との比較で、最大駆動速度が3倍以上高速化した。

製品には花形フード(ロック機構付き)が付属する。

最短撮影距離は17cm(広角端)、34cm(望遠端)。最大撮影倍率は1:2.7(広角端)、1:4(望遠端)。最小絞りはF22。絞り羽根は11枚(円形絞り)。フィルター径は82mm。

外形寸法はφ87.8×120.2mm。質量は745g。

本誌:宮本義朗