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新高画質化エンジンDeepPRIME XD2を搭載した「DxO PureRAW 4」

光学補正のプレビューが可能に 書き出し速度も高速化

新規にプレビュー画面を搭載。事前に効果の具合を確認できる

DxOは3月5日(火)、RAWデータを最適化するソフトウェア「DxO PureRAW 4」を発売した。販売価格(税込)は1万5,900円。従来版からのアップグレードは税込9,900円。Windows/macOSに対応する。

デジタルカメラが出力したRAWファイルに対し、同社が独自にカスタマイズした光学補正データとAI技術を活用したアルゴリズムを適用することで、高画質化するソフトウェア。

旧バージョン「PureRAW 3」の基本機能を継承しつつ、同社RAW処理ソフトで初搭載となる新たな高画質化エンジン「DeepPRIME XD2」を搭載。従来の機能に加えて、ノイズ除去やデモザイキング処理時に「輝度」や「ディティール強調」の調整が可能となった。また、プレビュー画面を搭載。光学補正の効果を処理前に確認できる。

処理項目に「DeepPRIME XD2」が追加された

操作面の新機能としては、メモリーカード検出時の自動取り込み機能や、実行中のプロセス表示、一括リネーム機能が実装された。

処理時に一括でリネームできるようになった

出力形式はDNG、TIFF(8bit、16bit)、JPEGに対応。PhotoshopやLightroomとの連携もでき、PureRAWで高画質化したデータをそのまま編集したい場合は、エクスポート先を指定することで、処理が終わり次第、指定したソフトでデータが開かれる。

出力形式はDNG、TIFF(8bit、16bit)、JPEGに対応
エクスポート先を指定すると、処理が終わり次第、指定ソフトで開かれる

実際に44MBのRAWファイルを処理してみたところ、書き出し時間は約13秒(MacBook Air/M1チップ/メモリ16GB)になった。旧バージョンのPureRAW3で同じファイルを処理すると約29秒掛かるため、処理速度の向上を実感できた。

本誌:佐藤拓