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ソニー、ミラーレス専用レンズ初の“サンニッパ”「FE 300mm F2.8 GM OSS」
2023年11月8日 00:10
ソニーは、大口径望遠単焦点レンズ「FE 300mm F2.8 GM OSS」を2024年2月2日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税込94万円前後。
2023年1月に開発を発表していた35mmフルサイズ対応の大口径望遠レンズ。2024年初頭の製品化に向けて開発中としていたが、このほど正式に発表された。超望遠レンズ「FE 400mm F2.8 GM OSS」や「FE 600mm F4 GM OSS」と同様に最高峰レンズシリーズ「G Master」に属する。
ミラーレスカメラ専用設計の「300mm F2.8」として業界初のリリースとなる。特にスポーツを撮影するフォトグラファーからの要望が多かったという。
EDガラス1枚、スーパーEDガラス3枚を採用。軸上色収差や画面周辺の解像度低下につながる倍率色収差を抑制したとする。ソニー独自のナノARコーティングIIも採用。
XD(extreme dynamic)リニアモーター2基と制御アルゴリズムの組み合わせで制御信号に対する応答性を高めたとし、大口径フォーカスレンズ群の駆動による駆動遅延や微振動を最小限に抑制。さらに、静粛かつ低振動なAF駆動も実現したという。
鏡筒前方のエレメントを少なくしたことで、クラス最軽量の約1,470gを達成。防塵防滴に配慮した設計を採用する。
光学式手ブレ補正(OSS)を搭載。動きが不規則で激しい被写体向けのMode 3も利用できる。
フルタイムDMF、フォーカスレンジリミッターの各スイッチを装備。フォーカスホールドボタンは計4個。
テレコンバーター「SEL14TC」「SEL20TC」に対応。1.4倍使用時は420mm F4、2倍使用時は600mm F5.6として使用できる。
三脚座を取り外した場合の重量は1,470g。同社の望遠レンズで近い重量の製品だと「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」(重量:1,395g)がある。
付属フードはエンジニアリングプラスチック製。ロックはネジではなくボタン式を採用する。
主な仕様
- レンズ構成:17群21枚
- 最短撮影距離:2.0m
- 最大撮影倍率:0.16倍
- フィルター径:40.5mm(ドロップインフィルター)
- 外形寸法:Φ124×265mm(マウント部除く)
- 質量:約1,470g(三脚座除く)