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BougeRV、“ブックサイズ”のポータブル電源「JuiceGo」。厚さ6.6cm

BougeRV Japan株式会社は、ポータブル電源「BougeRV JuiceGo」(ボージアールブイ ジュースゴー)を2月20日(火)に発売した。直販価格は税込2万9,980円。

持ち運びのイメージ。リュックに収まっている

“リュックに収まるブックサイズ”を特徴とする、重量約2.85kgの小型のポータブル電源。AC×1、シガーソケット×1、USB Type-C×2、USB Type-A×1の出力端子を備える。容量は240Wh 16V、15,000mAh。最大出力はACが150W、USBが100W。

目安として、iPhone 15 Pro Max(17Wh)を14回充電でき、ポータブル冷蔵庫(40W)を5.5時間使用できるという。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、充放電サイクルは3,500回以上。

操作パネル
AC端子を備える
情報表示画面
LEDライトを内蔵。点滅も可能

外形寸法は約26.0×16.9×6.6cm、質量は約2.85kg。USB Type-Cケーブルとシガーソケットケーブルが付属。別売でACアダプターを用意している。

最大入力の100Wで充電した場合、フル充電までの所要時間は2.3時間。別売のソーラーパネル(1万5,800円)を使うと6時間で満充電になるという。

JuiceGo向けに同時発売する50Wソーラーパネル
折りたたんだところ
DC端子のほか、USB Type-C、USB Type-Aを備える

BougeRV Japanの王冲衡社長によると、本製品の開発にあたって想定した利用シーンとして、例えばゲーム機やカメラなどと一緒にJuiceGoをリュックに入れ、それひとつを背負って山などに出かけ、“自分の時間”を過ごすような使い方があるという。

BougeRV Japan株式会社 取締役社長の王冲衡氏。手にしているのが新製品の「JuiceGo」

リュックに入れるというイメージから本体の薄さを意識し、当初の開発目標は厚さ5cmだったそうだ。実際にはACポートを設ける都合で5cmこそ実現できなかったものの、厚さ6.6cmで製品化した。本体に備わるハンドルも、いわゆるポータブル電源に見られるガッシリとしたものではなく、あえて布製の柔らかい素材とすることで、連れ出しやすさを演出している。

ポータブル電源の市場には競合が多いため、同社は先に発売した「Rover 2000」では半固体電池を採用し、このJuiceGoでは薄さを意識するなど、各製品に特徴を与えることで差別化しているという。カメラ量販店での店頭展開についても引き続き交渉中とのことだった。

右は、先に発売した半固体電池採用のポータブル電源「Rover 2000」
本誌:鈴木誠