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「FUJIFILM GFX100 II」の最新ファームウェアが公開。外部モニター出力時の不具合修正など

富士フイルム株式会社は10月5日、ミラーレスカメラ「FUJIFILM GFX100 II」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号はVer.1.10。

特定の撮影条件において電源が切れない、あるいはフリーズしたりすることがある現象を修正した。このほか、EVFをブーストモードに設定した際にまれに生じる表示異常、撮影したRAW画像が現像ソフトによっては現像できない場合がある現象の修正などが含まれている。

Ver.1.00/Ver.1.03からVer.1.10への変更内容
※Ver.1.10では下記6項目の不具合について修正を行いました。

1.DCI-8K動画からRAW出力する場合、画像の左側に黒枠が表示される(例:ATOMOS、Blackmagic Design等のモニター出力時)。

2.以下の条件でEVFを覗きながら連写した場合、まれにEVF表示が異常になる現象を修正しました。
・パフォーマンス>ブースト:EVF表示フレームレート優先(120p)

3.GFX100 IIで撮影したRAW画像が現像ソフトによっては現像が出来ない場合がある現象を修正しました。

4.連写中に以下の撮影条件において、電源を切ることができなかったり、フリーズしたりすることがある現象を修正しました。

(1)電源を切ることができない条件
以下の設定時にシャッタースピードを1/4000秒より速くから1/4000秒 より遅くなるように変化させる。
 ・シャッター方式:M・Eメカニカル+電子
 ・ドライブモード:CH 高速連写
 ・フォーカスモード:AF-C
 ・操作ボタン・ダイヤル設定>半押しAE:OFF

(2)フリーズする条件
以下の設定時にシャッタースピードを1/4000秒より遅くから1/4000秒より速くなるように変化させる。
 ・シャッター方式:M・Eメカニカル+電子
 ・ドライブモード:CH 高速連写
 ・フォーカスモード:AF-C
 ・操作ボタン・ダイヤル設定>半押しAE:OFF

5.特定の条件下で、EVF/LCDまたはHDMI経由の外部モニター出力映像が異常になる現象を修正しました。

6.その他の軽微な不具合を修正しました。

ファームウエア更新内容(Ver.1.10)

本誌:宮本義朗