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OM SYSTEM、防水コンパクト「Tough TG-7」を10月発売。4年ぶりの新型

OMデジタルソリューションズ株式会社は9月27日、レンズ一体型デジタルカメラ「OM SYSTEM Tough TG-7」を発表した。10月13日の発売を予定している。レッドとブラックの2色を用意する。価格はオープン。店頭予想価格は税込7万円前後。

レッド
ブラック

9月13日に海外で先行発表されたコンパクトカメラ。ボディ各所にシーリング構造を施し、開閉部にはダブルロックを採用することで、防水15m(IPX8相当)、耐低温-10℃に加えて、高い耐衝撃性能を持つ。同コンセプト「OLYMPUS Tough TG-6」(2019年6月発売)後継に位置づけられる機種。

前機種のTG-6からイメージセンサー、画像エンジン、レンズといった基本性能を継承しつつ、新たにUSB Type-C端子からのバッテリー充電やBluetoothリモコンに対応したのが主な特徴。シリコンケース以外のアクセサリーはTG-6と共用できる。

撮像素子は有効約1,200万画素の1/2.33型・裏面照射型CMOS。センサー上のシールガラス両面に反射防止のARコートを施し、ゴーストやフレアの発生を効果的に抑えている。感度はISO 100〜12800。4K30pの動画記録にも対応する。そのほか、タイムラプル動画やハイスピード撮影機能も備える。画像エンジンはミラーレスカメラにも搭載する「TruePic VIII」を採用する。

レンズは35mm判換算25-100mm相当F2.0-4.9の光学4倍ズームレンズを搭載。顕微鏡モードを使用することで、レンズ前1cmまで被写体に近づける。手ブレ補正効果は約2.5段分。

カメラ内にGPS、気圧、方位、温度の各センサーを内蔵。移動中の位置情報(緯度・経度)や気温・水温、標高(水深)、方位のトラッキングデータを自動で取得する「フィールドセンサーシステム」を搭載。スマートフォンアプリに取り込むことで撮影画像と各種情報が連動して表示される。

工事写真撮影用のワンタッチ設定として「CALS/CALS H」を搭載するなど、業務利用にも向ける。従来は「TG-6 工一郎」として通常のTG-6とは別のモデルを用意していた。

背面モニターは3.0型の約104万ドット。通信機能ではWi-Fiに加えてBluetooth機能が追加された。それにより、スマートフォンや別売のBluetoothリモコンからのリモート撮影に対応した。

対応メモリーカードはSDXC/SDHC/SD。

グリップ性を高める専用のシリコンジャケット「CSCH-128」(税込5,500円)も同日発売される。

主な仕様

  • センサー:1/2.33型・有効1,200万画素(裏面照射型)
  • レンズ:25-100mm相当(35mm判換算)F2-4.9
  • 防水性能:IPX8相当
  • 防塵性能:IP6X相当
  • 耐衝撃:2.1m(落下)
  • 耐荷重:100kgf
  • 耐低温:-10℃
  • 耐水深:15m
  • 外形寸法:約113.9×65.8×32.7mm
  • 重量:約249g(バッテリー、メモリーカード込み)
本誌:佐藤拓