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Synology、スマホデータの転送が容易になるSSD内蔵バックアップハブ「BeeDrive」

Synologyは、SSDを内蔵したデータバックアップ用のハブデバイス「BeeDrive」を6月中旬に発売する。店頭予想価格(税込)は、1TBモデルが2万700円前後、2TBモデルが3万4,500円前後。

PCやスマートフォンのデータを簡単にバックアップできるというバックアップハブ。対応OSはWindows 10/11。macOSは今後対応予定。スマートフォン用アプリはAndroid 10以降、iOS 15以降に対応する。

スマートフォンとBeeDriveは、Wi-Fiによる無線接続で画像/動画の転送に対応する。アプリを利用して容易にバックアップできるため、スマートフォンやクラウドサービスの容量不足を回避するのに有用としている。最大5台のモバイルデバイスからバックアップ可能。データを転送するには、BeeDriveをPCと接続している必要がある。

また、「BeeDrop」機能を使うことで、スマートフォンからBeeDriveと接続されたPCへのデータ転送も可能としている。同社によると、Appleの「AirDrop」と似た機能としており、iOS/AndroidデバイスとPC間のデータ転送もシームレスに行える点がメリットと説明する。

HEIFフォーマットで撮影した写真をJPEGでバックアップするオプションも用意されている。

PCとの接続においては、指定したフォルダのリアルタイムでのバックアップに対応する。フォルダ内のあらゆる変更を自動バックアップするほか、各ファイルを5バージョンまで保持できるため、アクシデントが発生した際のロールバックにも対応する。

PC間のファイル同期にも対応。自宅や職場などで複数台のPCを利用する場合や、PCの買い替え時などにデータ引継ぎを容易にできるとしている。同期設定は、1方向または双方向など、環境設定でカスタマイズできる。

製品仕様

SSD容量:1TB/2TB
インターフェイス:USB 3.2 Gen 2(10Gbps)
転送速度:最大1,050MB/s
外形寸法:65×65×15mm
重量:43g
保証:3年間

本誌:宮本義朗