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世界最広角のF1.4レンズ「SIGMA 14mm F1.4 DG DN | Art」

株式会社シグマは、交換レンズ「SIGMA 14mm F1.4 DG DN | Art」のLマウント用、ソニーEマウント用を6月23日に発売する。価格はオープン。市場想定売価は税込22万円。

35mmフルサイズに対応する単焦点レンズ。ミラーレスカメラ用の交換レンズとしては世界最広角のF1.4レンズとしており、星の形状を歪めるサジタルコマフレアを入念に補正。開放絞りでも画面周辺部まで高い点像再現性を発揮するという。

広角レンズでは珍しい脱着式の三脚座(アルカスイス互換)が付属。これにより、フロントヘビーの本体をより安定した状態で三脚に取り付けられるという。レンズヒーター使用時にも干渉しないよう配慮されている。

そのほか、究極の星景レンズとして2022年8月に発売された「SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art」などと同じく、レンズヒーターリテーナーを装備。取り付けたレンズヒーターが、レンズ前面に飛び出すのを防ぐ。その他、MFLスイッチ、リアフィルターホルダーも同様に搭載している。なお前面へのフィルター取付はできない。

レンズキャップにはロック機構付きのキャップが付属。背面にはフィルタースロットが用意され、2枚のリアフィルターを収納可能となっている。

AFはリニアモーターHLA(High-response Linear Actuator)を搭載。高速かつ静粛、高精度なAFを実現した。

レンズ構成は15群19枚(FLD3枚、SLD1枚、非球面レンズ4枚を含む)。最短撮影距離は30cm。絞り羽根は11枚(円形絞り)。最小絞りはF16。絞りリングのクリックは鏡筒スイッチでオンオフ可能。

外形寸法はφ101.4×149.9mm。質量は1,170g(数値はLマウント用)。

鏡筒は防塵防滴構造。最前面に撥水防汚コートを施している。Lマウント用は別売のSIGMA USB DOCK「UD-11」を利用可能。

本誌:佐藤拓