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PENTAX新フィルムカメラは、“レバー式の手巻き”。続編動画が公開

リコーイメージングは5月12日、同社公式YouTubeチャンネルでPENTAXフィルムプロジェクトの続報動画を公開。開発中の“フィルムコンパクトカメラ”について新情報が語られている。

PENTAX Film Project Story #02

商品企画兼デザイン担当のTKO氏が登場する動画では、新しいフィルムカメラがレンズ一体型のコンパクトカメラであると再度説明。毎日気軽に持ち歩ける、若いユーザーが楽しめるカメラであることに重きを置いた、完全新規のモデルだという。

フィルムカメラ特有の操作として語られるフィルム巻き上げについては、レバー式の手動巻き上げを採用。ラチェットギアの音を楽しめるという。古い紙の図面を3Dデータに起こし、当時を知るOBの助言も得ながら設計しており、今後の構想のひとつにある“新しいフィルム一眼レフカメラ”にも流用できるよう考えられているそうだ。

また、同日に公開された別の動画では、フィルムカメラをメインに使用する写真家 岩倉しおりさんが開発現場を訪れた様子を紹介している。

PENTAX “Film Project” Start #02

映像は東京都大田区のリコー本社前からスタート。「カメラを作っている場所に入るのは初めて」という岩倉さんが、東京のオフィスでフィルムプロジェクトに関わる人々との交流を通じ、感動や喜びを語っている。新機種を想像するヒントとなりそうなシーンも含まれており、続報を期待させる。

本誌:鈴木誠