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ソニー、リモート制御用ソフトの開発キット「Camera Remote SDK」を更新。「VLOGCAM ZV-E1」に対応

VLOGCAMTM ZV-E1

ソニーは4月13日、ソフトウェア開発キット「Camera Remote SDK」の最新版となるVer.1.08.00を公開した。対応機種にミラーレスカメラ「VLOGCAM ZV-E1」(以下、ZV-E1)が追加された。

Camera Remote SDKは、同社製デジタルカメラをリモートで操作・設定変更などができるソフトウェアの開発キット。無償で公開しており、Eコマースや公共機関、メディカル、教育など幅広い領域で活用されることを想定している。

Ver.1.08.00では、ZV-E1、α7R V、α7 IVとの組み合わせで、設定/撮影/ファイル転送を繰り返して実行した際の処理速度が約20%短縮された(α1とCamera Remote SDK Ver.1.07.00の組み合わせとの比較で)。

また、ZV-E1との組み合わせで、電気信号によるシャッタートリガーとリモートでの電源ON/OFFに対応した。

動画機能/操作のリモートによる設定において、ピクチャープロファイル設定やタイムコード(TC)/ユーザービット(UB)設定に対応した。これにより、動画撮影時のワークフローがより効率化されるという。対応機種はZV-E1、α7R V、α7 IV。

カメラ内の「温度上昇警告」の通知が可能になった。温度が上昇してきているカメラを、トラブルが起こる前に冷却するなどの対策がとれるようになる。対応機種はZV-E1、α1、α9 II、α7R V、α7R IV、α7S III、α7 IV、α7C、FX3、FX30、RX0 II。

本誌:宮本義朗