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ソニー、リモート制御ソフト開発用の「Camera Remote SDK」更新。新機種「FX30」などに対応

FX30

ソニーは10月13日、同社製デジタルカメラをリモート操作できるソフトウェアの開発キット「Camera Remote SDK」の最新版(Ver.1.06.00)を無償公開した。

対応機種に同社Cinema Lineのデジタルカメラ「FX6」「FX3」「FX30」が追加された。このほか、「イメージIDを利用したGPS情報と撮影画像のリンク機能」などの機能追加も含まれている。

Camera Remote SDKは、リモート制御によるカメラ設定の変更やシャッターレリーズ、フレーミング、フォーカスなどのライブビューモニタリングが可能になるソフトウェアを開発するためのキット。ユーザーが構築した各種システムに同社製デジタルカメラを組み込むことが可能になる。Eコマースや各種コンテンツ制作、点検・調査等の用途への活用を見込む。

対応OSはWindows 11/10/8.1(64bit版のみ)、Linux 64bit(ARMv8)/64bit(ARMv7)/32bit(ARMv7)、macOS(10.15~12.1)。現時点での対応カメラは、α1、α9 II、α7R IV、α7S III、α7 IV、α7C、RX0 II、FX6、FX3、FX30。

※21時30分追記:記事初出時、対応カメラに“α7S IV”と記載していましたが、α7 IVの誤りでした(元情報はILCE-7M4)。お詫びして訂正いたします。

Ver.1.06.00の更新内容は次のとおり(引用)。

更新内容

対応機種追加

・ILME-FX6V/ILME-FX6T(Ver. 3.00以降), ILME-FX3(Ver. 2.00以降), ILME-FX30に対応しました。

機能追加

・イメージID*1を利用したGPS情報と撮影画像のリンク機能*2
・「設定値の保存/読込」などの基本操作メニュー設定*2
・ILME-FX6:Content Browser Mobileで提供している基本的なコントロール機能*3

*1 任意のIDを撮影画像に付与することができ、撮影時のGPS位置情報とIDを組み合わせて記録することで、撮影後に撮影画像とGPS位置情報の紐づけができます。
*2 ILCE-7M4, ILME-FX3, ILME-FX30に対応。最新のソフトウェアへのアップデートが必要です。
*3 REC START/STOP、Iris、Shutter、Gain、ND、Zoom、Focusなどに対応。

本誌:宮本義朗