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【CP+2023】ジンバルや音声レコーダー、左手デバイスなど…動画関連アイテムも充実

ZHIYUN/LOUPEDECK/MOZA/Insta360/TASCAM/Kingの新製品

動画関連のアイテムも多く展示されていた(VANLINKSのブース)

昨今はミラーレスカメラで本格的な動画を撮影する人が増えており、会場でも動画関連のアイテムや作家によるセミナーが目立っていた。ここでは個人ユーザーでも使えそうな動画関連のアイテムをお伝えする。

強力なハンディライトが参考出品

VANLINKSのブースではジンバルで知られるZHIYUNブランドのLEDライト3モデルが参考展示されていた。いずれも発売時期や価格は未定。

「MOLUS X100」はモジュラー式のLEDライト。手のひらサイズで出力は100W。色温度も可変できる。グリップにもなる充電式バッテリーは取り外しも可能。リフレクターやソフトボックスなどのアクセサリーも装着できる。

「MOLUS G60」はACアダプター駆動のスタジオ型ライト。こちらも手のひらに載るほどの小型ボディとなっている。重さは300gと軽い。出力は60Wで色温度も変えられる。X100と同じくアクセサリーの装着が可能。

「FIVERAY M40」は薄型の面光源式LEDライト。40Wで色温度可変タイプ。内蔵バッテリーとUSB給電で使用可能。スタンドとファンを内蔵している。

左手デバイス「LOUPEDECK」の最小モデル

SAEDAのブースでは1月に発売された「LOUPEDECK LIVE S」のデモを行っていた。価格は2万9,700円。

パソコンに接続してAdobe系のクリエイティブソフトやFinal Cut Proなどを素早く操作するためのコントローラーで「左手デバイス」とも呼ばれる。LOUPEDECKシリーズでは最小となり、重さは168gと持ち運びも便利だとしている。シリーズで最も安価なモデルでもある。

タッチパネルで使いたい機能を選択して、ダイヤルで値を調整する。ソフトを起動していないときは登録ソフトのランチャーとしても機能する。

機能割り当てはPCでカスタマイズできる

ミラーレス対応の軽量なジンバル

MOZAの新型ジンバル「AIRCROSS S」がケンコー・トキナーブースに展示さていた。2月に発売済みで価格は4万7,800円。ホワイトのカラーが目を惹くデザインになっている。

ペイロードは1.8kgで、ミラーレスカメラの搭載が可能。本体のみの重量が750gでこのクラスでは軽量とのこと。横位置と縦位置の切り換えはクイックシューで素早く行える。

5.7Kで全周撮影ができるカメラ

360度カメラで知られるInsta360シリーズの新モデル「Insta 360 X3」もデモが行われていた。発売済みで価格は6万8,00円前後。

本体の前後にレンズを搭載しており、5.7Kでの360度撮影が可能。シングルレンズモードでも4K撮影に対応する。自撮り棒が写らないように撮影でき、ドローン風の映像も作れるという。本体は10mの防水機能を備えている。AI機能を使った動画編集も利用できる。

撮影例

音割れしない32bitフロートの音声レコーダー

ティアックのブースではTASCAMブランドの音声レコーダー「Portacapture X6」が展示されていた。2月に発売しており、価格は5万4,780円。

内蔵ステレオマイク、2チャンネルのXLR、ステレオミニジャックの各入力を備えるレコーダー。ダイナミックレンジが広く、音割れが防げる32bitフロート形式で記録できるのが特徴。動画撮影の際に本機で音声を別撮りしておけば、カメラの音声で音割れがあっても、差し替えられる。

日本ブランドのカメラケージ

浅沼商会のブースでは自社ブランドKingのカメラケージ「GH6ケージ(トップハンドルセット」を展示していた。パナソニックLUMIX GH6用のケージで、価格は1万9,800円。5月頃の発売を予定している。

動画撮影時などにライトやモニターなどを装着できるアクセサリー。マイクなどを付けられるサイドハンドルなども同時に発売する予定だ。

1981年生まれ。2006年からインプレスのニュースサイト「デジカメ Watch」の編集者として、カメラ・写真業界の取材や機材レビューの執筆などを行う。2018年からフリー。