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ケンコー・トキナー、MakuakeでAPS-Cミラーレスカメラ用小型超望遠MFレンズを先行販売

左から300mm、600mm、900mm

株式会社ケンコー・トキナーは、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」を通じて、超望遠MFレンズ「APS-Cミラーレスカメラ用小型超望遠MFレンズ3本」のプロジェクトを11月7日から開始した。プロジェクト終了は11月29日。一般販売は2023年2月頃を予定。通常価格(税込)は300mmが5万7,057円、600mmが8万5,657円、900mmが9万9,957円。一般販売に先立ち、Makuakeでは最大20%オフで購入できるという。

プロジェクトを通じて販売となるのは、APS-C用超望遠MFレンズ「Tokina SZ PRO」シリーズとして展開する「SZ 300mmPRO Reflex F7.1 MF CF」「SZ 600mmPRO Reflex F8 MF CF」「SZ 900mmPRO Reflex F11 MF CF」の3本。対応マウントは、キヤノン EF-M、ソニー E、富士フイルム Xの3種類。

Tokinaブランドが培ってきた技術を結集し、反射望遠鏡の技術を応用することで、圧倒的な軽量・コンパクトを実現したMFレンズと説明しており、初心者でも手に届きやすい価格で提供するという。なお、最も大きい900mmでも全長168mmの短さで、300mmに至っては全長74.5mmで缶コーヒーほどのコンパクトサイズが特徴となる。

SZ 300mmPRO Reflex F7.1 MF CF

同社は「長年に渡りミラーレンズを研究し続けるトキナーの技術によって、気軽に人の視覚を超える体験を生み出し、写真表現の広がりを楽しんでほしい。」という思いで開発したとしている。

また、リングボケのリングが途切れず、きれいにつながるように設計。近接撮影時の描写にもこだわり、マクロ撮影に向いた望遠レンズが少ない中、最大撮影倍率は0.4倍と十分な性能を有している。加えて、映画用レンズの回転角に近い、270度回転するフォーカシングリングを採用する。

Tokina SZ 300mmPRO Reflex F7.1 MF CF

焦点距離:300mm
明るさ:F7.1
対応フォーマット:APS-C
レンズ構成:8群8枚
フィルターサイズ:46mm
画角(EF-M/E、X):5.1度/5.4度
最短撮影距離:0.92m
最大撮影倍率:1/2.5
フォーカス方式:マニュアルフォーカス(前玉繰り出し方式)
サイズ:61×74.5mm
重量:約235g(フード、キャップなし)
フード:MH-461(専用ねじ込み式円筒フード)

Tokina SZ 600mmPRO Reflex F8 MF CF

焦点距離:600mm
明るさ:F8
対応フォーマット:APS-C
レンズ構成:8群8枚
フィルターサイズ:77mm
画角(EF-M/E、X):2.6度/2.7度
最短撮影距離:1.77m
最大撮影倍率:1/2.5
フォーカス方式:マニュアルフォーカス(前玉繰り出し方式)
サイズ:88.6×125mm
重量:約545g(フード、キャップなし)
フード:MH-775(専用ねじ込み式円筒フード)

Tokina SZ 900mmPRO Reflex F11 MF CF

焦点距離:900mm
明るさ:F11
対応フォーマット:APS-C
レンズ構成:7枚7群
フィルターサイズ:86mm
画角(EF-M/E、X):1.7度/1.8度
最短撮影距離:2.61m
最大撮影倍率:1/2.5
フォーカス方式:マニュアルフォーカス(前玉繰り出し方式)
サイズ:96.1×168mm
重量:約725g(フード、キャップなし)
フード:MH-861(専用ねじ込み式円筒フード)

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。