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リコーイメージング、防塵・防滴マクロ「HD PENTAX‐D FA MACRO 100mmF2.8ED AW」。特定シリアルナンバー入りモデルは入札方式で

ブラックと“300本限定シルバー”の2色

ブラックモデル

リコーイメージングは10月20日、交換レンズ「HD PENTAX‐D FA MACRO 100mmF2.8ED AW」を発表した。通常のブラックカラーモデルを11月18日に発売する。希望小売価格は税込10万100円。

なお、ブラックモデルに先行して、全世界300本限定のシルバーモデルを10月28日に発売(価格は共通)。国内ではリコーイメージングストアおよび公式ECサイト、PENTAXクラブハウスのみで取り扱う。

シルバーモデル

また、ブラックモデルの「0000001」「0000100」、シルバーモデルの「1000001」「1000100」のシリアルナンバーが入った4本は、リコーイメージングストアにて入札方式で販売する。いずれも入札開始額は税込8万7,801円。入札期間は、シルバーモデルが10月24日(月)正午まで、ブラックモデルが11月20日(木)23時59分までとなっている。

ブラックモデルには0000001から、シルバーモデルには1000001から始まるシリアルナンバーを採用している。

“最新の設計技術により光学系を一新”

35mm判フルサイズに対応するマクロレンズ。APS-Cフォーマットのカメラに装着した際の焦点距離は35mm判換算で153mm相当。2009年発売の「smc PENTAX‐D FA MACRO 100mmF2.8 WR」と同等サイズとしながら、光学系を一新して描写性能を向上したほか、防塵・防滴性能を強化。機動性に優れた小型軽量設計を特徴としている。

レンズ構成は8群10枚。EDガラスと異常低分散ガラスを採用して諸収差を補正したほか、パープルフリンジの発生を低減。また、可視光域における平均反射率を従来比約50%以下に抑えた「HDコーティング」を採用して、ゴーストやフレアを抑制した。このほか、後群を固定したまま、前群だけを移動させてピントを合わせるFREE(後群分離型フォーカシング=Fixed Rear Element Extension)システムを採用している。

ブラックモデルにレンズフードを装着

最大撮影倍率は1.00倍。最短撮影距離は0.303m。等倍撮影時のワーキングディスタンスは13cmで、「昆虫など、あまり近づけない被写体の撮影時に効果を発揮する」としている。

最小絞りはF32。絞り羽根の枚数は8枚(円形絞り)。フィルター径は49mm。

防塵・防滴構造を採用。鏡筒には6カ所にシーリングを施しており、同社マクロレンズとしては初という“AW(All Weather)”が製品名に付された。レンズ前面にはSP(Super Protect)コーティングを施して汚れに配慮。外装素材はアルミ削り出しを採用した。

最大径×全長は約65×80.5mm。重量は約348g(フード付き:約387g)。製品にはレンズフードが付属する。

シルバーモデルにレンズフードを装着
本誌:宮本義朗