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ソニー、小型化した可変指向性マイク「ECM-B10」。2.9万円

対応カメラにケーブルレス接続

ソニーは、「ショットガンマイクロホンECM-B10」を7月29日に発売する。希望小売価格は税込2万9,590円。

α7Cへの装着イメージ

ソニー製カメラのMiシューに取り付けて使用するオンカメラマイク。Miシューを通じて、マイクへの電源供給と、対応するカメラへのデジタル音声伝送を行える。マイク背面のスイッチにより指向性を3通り(鋭指向性、単一指向性、全指向性)に切り替えられるのも特徴。ケーブルレスで使えるため、バリアングルモニターの動作に干渉しないとしている。

背面操作パネル
ウインドスクリーンが付属

デジタル音声伝送の対応機種(2022年6月時点)は、α1/α9 II/α7R IV/α7S III/α7 IV/α7C/ZV-E10/FX3。

高性能マイクユニットとデジタル信号処理により正面方向の感度を強め、正面以外の音声を打ち消すビームフォーミング方式の信号処理システムを搭載。撮影シーンに応じて指向性を切り替えられる点を特徴とする
利用イメージ

主な機能を発売済みの「ECM-B1M」(3万8,500円)から継承しつつ、コンパクト化したのがポイント。マイクカプセルの数を8つから4つにしたため、鋭指向性での集音性は従来機B1Mのほうが優れるという。なお、これによりマイクの被写体方向への長さが2cm抑えられたため、広角レンズでケラレを起こしにくいとしている。

従来機ECM-B1M(右)との比較

マイク仕様は、バックエレクトレットコンデンサー型、周波数特性は40Hz〜20,000Hz。モノラル。ウインドスクリーンが付属する。

最大外形寸法は約27.4×81.7×79.3mm。重量は約72g(本体のみ)。

先端部にMi(マルチインターフェース)シューの通信・電源用端子が並ぶ
本誌:鈴木誠