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アップル「iOS 16」「macOS Ventura」の写真&カメラ新機能をピックアップ
iPhoneがWebカメラに
2022年6月7日 13:50
アップルは6月6日、「iOS 16」「macOS Ventura」などの新OSを発表。ここでは写真・カメラ関連の新機能について取り上げる。
なお、これらのソフトウェアのほかにも、新しいM2チップを搭載したMacBook Airと13インチMacBook Proを同じタイミングで発表している。
iOS 16(今秋リリース)
ロック画面を一新
ウィジェット配置などカスタマイズ性を向上。日付と時間の表示も、書体や色を変更できるようになる。マルチレイヤーエフェクトにより、写真の被写体が時間表示の手前に配置され、奥行きが感じられるようになるという。
壁紙には、天気予報をライブで確認できる「天気」の壁紙や、地球、月、太陽系を表示するアストロノミーの壁紙などが追加される。
「画像を調べる」が進化
画像内の対象物をロングタップすると、認識された対象物を背景から自動的に切り抜き、メッセージアプリなどにペーストできる新機能を搭載。被写体認識機能は、新たに鳥、昆虫、彫像に対応するという。
画像内の文字を認識し、テキストとして扱えるようになる「テキスト認識表示」が動画にも対応。任意のフレームで動画を一時停止し、写真と同様に表示されているテキストを認識・活用できる。
同機能が発表されたWWDC(開発者向けイベント)のプレゼンテーションでは、「サンプルコードを(動画の画面から)コピーするのに最適」と紹介されていた。
macOS Ventura(今秋リリース)
「連係カメラ」でiPhoneをWebカメラに
iPhoneのカメラをMacから起動し、Webカメラとして使える機能。ロック解除やケーブル接続が不要な点を特徴とする。背景ボケを与えるポートレートモードや、人物を明るくして背景を暗く落とす「スタジオ照明」モードをiPhoneと同様に利用できるという。
また、iPhoneの超広角カメラを利用し、ユーザーの顔と机の上を同時に撮影・表示する「デスクビュー」にも対応。手元の作業を見せる用途を想定している。
これに伴い、iPhoneをMacBookのディスプレイ部分に固定するホルダーが、Belkinから年内に発売予定。プレゼンテーションでは、MagSafeでiPhoneの背面にホルダーを取り付け、MacBookの額縁部分に引っかけるようにiPhoneを設置していた。