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KANIフィルターに新製品4種。アナモルフィックレンズ風効果の「ストリークブルー」サイズ拡充など。可変NDは操作ノブ付きに

Streak Blue 67mm

ロカユニバーサルデザイン株式会社は、KANIブランドのフィルター4種「ストリークブルー」(55~77mm)、「バリアブルND64-1000 SidePole 67mm」、「プレミアム ビビッドCPL 67mm」、「UV-IRカット 72mm」を5月4日に発売した。

ストリークブルー(55~77mm)

強い点光源に対して、青いライン状のフレアを発生させられるフィルター。アナモルフィックレンズで撮影したシネマ風の描写が得られるという。回転式のため、フレアの発生方向を任意に設定できるのも特徴。

2022年1月25日に82mm径、同4月下旬に52mmと58mm径用を発売済み。なお、店舗販売は行わず、直販サイト・直営モール店での販売となる。

ラインナップと販売価格(税込)

Streak Blue 52mm:4,980円(既発売)
Streak Blue 55mm:5,580円(新製品)
Streak Blue 58mm:5,880円(既発売)
Streak Blue 62mm:6,380円(新製品)
Streak Blue 67mm:6,680円(新製品)
Streak Blue 72mm:6,980円(新製品)
Streak Blue 77mm:7,180円(新製品)
Streak Blue 82mm:7,480円(既発売)

バリアブルND64-1000 SidePole 67mm

従来品の「KANIバリアブルND64-1000 67mm」を着脱式回転ノブ付にリニューアルした製品。販売価格は税込1万1,700円。

ND64~1000(6~10絞り分)の可変に対応するNDフィルター。主に標準から望遠レンズでの使用を想定している。

SCHOTT社のB270ガラスを使用し、両面超精密研磨で高いフィルターの平坦精度を保持しているという。また、防油・防水コーティングが施されている。

バヨネット式のレンズフードを使用する際は、ノブを取り外すことで利用可能。なお、フィルター枠の外径や厚みは従来品と同等としている。

プレミアム ビビッドCPL 67mm

「プレミアムサーキュラーPL」をベースに、黄色系の発色をやや抑えた円偏光フィルター。海の青み、木の葉の緑などをより鮮やかに演出できるという。販売価格は税込1万3,300円。

素材にはAGCガラスを採用。高透過偏光膜により高画質でより明るいファインダー像を追及したとしている。

また、KANIのプレミアムコーティングにより、可視光域で片面0.3%以下の超低反射率を実現。防油・防水・防塵だけでなく、帯電防止性にも優れているという。

72mm、77mm、82mm用が発売済み。なお、店舗販売は行わず、直販サイト・直営モール店での販売となる。

UV-IRカット 72mm

可視光を透過し、UV(紫外線)とIR(赤外線)を同時にカットできる光害カットフィルター。販売価格は税込1万800円。

一般的なUVフィルターでは、390nmより短い波長の紫外線をカットするが、同製品では400nm以下の紫外線に加えて、700nmより長い波長の赤外線もまとめてカットするという。これにより、遠景の霞みを取り除き、波長の差から生じる赤色系の微小なボケを抑制して色収差を低減させ、よりシャープで鮮明な描写が得られるとしている。

素材はSCHOTT社のB270ガラスを使用。高い撥水・撥油性能も備えた。40.5mm、46mm、52mm、77mm、82mm、95mm、105mmが発売済み。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。