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Digital Camera Utility 5に「里び(SATOBI)」搭載。PENTAX KPなどのRAWにも適用可能

リコーイメージングは12月21日、デジタルカメラ同梱ソフト「Digital Camera Utility 5」の最新版を公開した。合わせて「IMAGE Transmitter 2」もアップデートされている。

K-3 Mark IIIに追加された新カスタムイメージ「里び(SATOBI)」の画像処理に対応。PENTAX KPなど、カメラ側に「里び(SATOBI)」が搭載されない機種でも、Digital Camera Utility 5に対応していれば、RAWデータに「里び(SATOBI)」を適用できるという。

Digital Camera Utility 5(バージョン5.9.3)の主な変更点

追加項目

・カスタムイメージの新画像仕上「里び(SATOBI)」の情報表示および画像処理に対応しました。(ファームウェアアップデート前のK-3 Mark III/K-1 Mark II/K-1含む、全対応機種の画像に適用可能です。)
・撮影情報表示項目にアストロトレーサー種別を追加しました。

改良項目

・ホワイトバランス微調整のステップ細分化に対応しました。(Laboratoryモードのスライダーのステップが半分になり、±14段になります。また、撮影情報表示における細分化後の値は二桁表示になります。)
・撮影時のホワイトバランス微調整値が画像処理パラメーターの初期値に反映されるようになりました。
・パラメーター保存ファイルのデフォルトファイル名が画像ファイル名になるようにしました。(Mac版のみ)

修正項目

・自由画像回転を行った後にスポッティングを行うと座標がずれていた点を修正しました。
・*istDS、K10D等で撮影したJPEG画像を再現像した際にモノトーンのユーザー設定フィルターを適用すると画像が真っ黒になっていた点を修正しました。
・動作中画像リストが意図せず空欄になることがあった点を修正しました。(Windows版のみ)
・トリミングパネルの「適用」チェックボックスにチェックを入れたあと、チェックを外してアプリを再起動すると、チェックが復活していた点を修正しました。(Windows版のみ)
・パラメーターを調整後「元に戻す」を押してアプリを再起動すると、元に戻す前のパラメーターになっていた点を修正しました。(Windows版のみ)
・オプションの「スライドショウ」で撮影情報表示の"オフ"/"オン"設定と実際のオフ/オンが逆になっていた点を修正しました。(Windows版のみ)
・複数のフォルダーの画像を登録したチェック画像リスト上でコマ送りすると画像表示ページが未選択状態になっていた点を修正しました。(Windows版のみ)
・チェック画像を全画面表示するとESCキーで通常表示に復帰できなかった点を修正しました。(Windows版のみ)
・Laboratoryモードでパラメーターを変更するたびにプレビュー画像が一瞬グレーになるようになってしまっていた点を修正しました。(Mac版のみ)
・Big Sur以降のMacで画像表示に一定間隔で横筋が入っていた点を修正しました。(Mac版のみ)
・画像ファイルの上書き保存ができなくなっていた点を修正しました。(Mac版のみ)
・コントロールパネルのタブのドラッグ時の外れやすさを調整しました。(Mac版のみ)
・K-3 Mark IIIを接続した際、SD2にカードが挿入されていないとフォルダーツリーに自動表示されなかった点を修正しました。(Mac版のみ)
・純正以外の外付けマウスを使用している場合に、ヒストグラム100%表示時にもスクロールバーが常時表示されてしまい、ハイライト部が隠されてしまっていた点を修正しました。(Mac版のみ)

IMAGE Transmitter 2(バージョン2.6.1)の主な変更点

機能拡張・追加項目

・カスタムイメージの新画像仕上「里び(SATOBI)」に対応しました。
 -K-3 Mark III(バージョン1.31以降)の画像仕上設定/表示および詳細パラメーターの設定/表示
 -K-1(バージョン1.60以降)/ K-1 Mark II(バージョン1.30以降)の画像仕上設定/表示
・K-3 Mark III接続時のライブビュー表示エリア拡大に対応しました。(Mac版のみ)

改良項目

・K-3 Mark III切断時にウィンドウ拡大しようとすると不正終了する件を修正しました。(Windows版のみ)
・macOS MontereyでJPEG画質設定コンボボックスにカメラ側での設定変更が反映されない件を修正しました。(Mac版のみ)

本誌:鈴木誠