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PENTAX K-3 Mark III/K-1 Mark II/K-1に、最新機能のベータ版ファームウェア。アストロトレーサーType3、「里び(SATOBI)」など

対象機種のひとつ「PENTAX K-1」(2016年発売)

リコーイメージングは12月7日、一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」「PENTAX K-1 Mark II」「PENTAX K-1」用のベータ版ファームウェアを公開した。

ベータ版ファームウェアは国内のリコーイメージングフォトID会員向けの限定公開としており、ダウンロードページの表示にはログインが必要。正式リリースに向けての意見や要望はリコーイメージングの問い合わせフォームで受け付けるとしている。

各機種の内容は次の通り。

PENTAX K-3 Mark III(ベータ版、1.40)

アストロトレーサーType3を追加したほか、全体的な動作安定性を向上した。適用により同日公開のバージョン1.31の内容(新カスタムイメージ 「里び(SATOBI)」を含む)も更新される。

アストロトレーサーType3は、GPSや電子コンパスの情報を使わずにアストロトレーサーを実現するモード。撮影前に行われる予備撮影で星の動きから天体追尾を行うとしており、GPS測位待ちや精密キャリブレーションの必要がなく、磁気の影響を受ける場所でも撮影可能だという。広角レンズを用いた星景撮影はO-GPS1の使用を推奨している。

PENTAX K-1 Mark II(ベータ版、1.30)
PENTAX K-1(ベータ版、1.60)

新カスタムイメージ「里び(SATOBI)」の追加と、全体的な動作安定性の向上を行った。

新カスタムイメージの「里び(SATOBI)」は、色鮮やかな風景をみずみずしく表現するのに適するという「雅(MIYABI)」と対極の画作りであることから、雅の対義語である里びと命名。60年代〜70年代のカラー写真のような風合いを目指し、万国共通で“懐かしい”と感じてもらえる普遍的なイメージを再現すべく開発したという。

本誌:鈴木誠