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GODOX、円形ヘッド採用のV1同等の出力とリサイクルタイムのクリップオン「V860 III」。約3.5万円

写真はキヤノン用

株式会社ケンコープロフェショナルイメージングはGODOXのクリップオンストロボ「V860 III」を10月29日に発売する。キヤノン、ニコン、ソニー用を先行してラインアップしており、希望小売価格はいずれも3万4,980円(税込)。

最大76Wsの出力に対応したクリップオンストロボ。2017年に発売された「V860 II」(キヤノンおよびニコン用。ソニー、富士フイルム用は2018年発売)の後継モデルに位置づけられる製品。キヤノン、ニコン、ソニー用が先行し、富士フイルム、オリンパス/パナソニック、ペンタックス用は近日中の発売になると予告している。

キヤノン用の装着イメージ

III型ではバッテリーを円形ヘッドを採用するGODOX V1と同じリチウムイオンタイプの「VB26」(7.2V・2,600mAh)に変更。V1と同じフル発光時76Wsの出力を実現するとともにリサイクルタイム1.5秒を実現。また約480回のフル発光に対応したとしている。

シンクロ速度はハイスピードシンクロで1/8,000秒まで対応。ボディ側面にTTLモードとマニュアルモードを切り替えることができるクイックスイッチを備えており、撮影時の素早い変更にも対応できるとしている。

II型はGN60(200mm・ISO 100)で、リサイクルタイムは約1.5秒、約650回のフル発光対応となっていた。ハイスピードシンクロは1/8,000秒まで。

このほかIII型では20-200mmに対応するズーム機能を搭載。ワイドパネル使用時は14mm相当をカバーできるとしている。バウンス角度は水平方向が0〜330度、垂直方向は-7〜120度に対応している。

またボディ前面には10段階の調光に対応したモデリングランプ(LED。出力は2W、色温度は5,300K±200K)を内蔵している。

無線制御は「GODOX Xフラッシュシステム」に対応。送信ユニットX1やX2T、X Proなどとの組み合わせで最大100mの遠隔制御が可能となっている。また、本機をマスターユニットとしてGODOX AD600ProやWitstroシリーズなどのスレーブ使用も可能。調光グループはマスター時4グループ、スレーブ時5グループの設定に対応している。チャンネル数は32。

外形寸法は75×59×195mm、重量は410g(バッテリー装着時は530g)。

本誌:宮澤孝周