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富士フイルムX/GFXシリーズ11機種に最新ファームウェア。電子水準器の表示範囲拡大、GFX100系の動画RAW対応拡大など

富士フイルムは10月7日、ミラーレスカメラのXシリーズおよびGFXシリーズ、レンズ一体型カメラの計11機種に対し、最新ファームウェアを提供開始した。電子水準器の表示範囲拡大や、絞りリングのないGFX新レンズへの対応、GFX100系では動画RAW記録の設定項目拡充などが含まれている。

各機種の更新内容(引用)

X-Pro3(Ver.1.23)/X-T4(Ver.1.23)/X-T3(Ver.4.12)/X-T30(Ver.1.41)/X-E4(Ver.1.04)/X100V(Ver.2.01)

1.カメラを煽って撮影するときに、電子水準器が表示される範囲(煽り角度)が従来よりも広がりました。

2.その他軽微な不具合を修正しました。

X-H1(Ver.2.13)

1.カメラを煽って撮影するときに、電子水準器が表示される範囲(煽り角度)が従来よりも広がりました。

2.ファイル名編集機能で特定のファイル名を付けたときに画像がカメラで再生できない問題を修正しました。

GFX 50S(Ver.4.30)

1.GF35-70mmF4.5-5.6 WRに対応
 ・絞りリング非搭載レンズのGF35-70mmF4.5-5.6 WRを装着した際、セットアップメニュー>操作ボタン・ダイヤル設定の「絞り設定」から、「オート+マニュアル」、「オート」、「マニュアル」を選択でき、コマンドダイヤルで絞り設定が可能となります。
  *1 ファームウエアを更新するとセットアップメニュー>操作ボタン・ダイヤル設定に「絞り設定」の項目が追加されますが、上記レンズを装着しないと選択できません。

 ・GF35-70mmF4.5-5.6 WRを装着してカメラを起動した際に、レンズが沈胴状態のときに以下のメッセージが表示されレンズの繰り出しを促します。「ズームリングを回して、レンズを繰り出してください」

2.カメラを煽って撮影するときに、電子水準器が表示される範囲(煽り角度)が従来よりも広がりました。

3.ファイル名編集機能で特定のファイル名を付けたときに画像がカメラで再生できない問題を修正しました。

4.その他軽微な不具合を修正しました。

GFX 50R(Ver.2.30)

1.GF35-70mmF4.5-5.6 WRに対応
 ・絞りリング非搭載レンズのGF35-70mmF4.5-5.6 WRを装着した際、セットアップメニュー>操作ボタン・ダイヤル設定の「絞り設定」から、「オート+マニュアル」、「オート」、「マニュアル」を選択でき、コマンドダイヤルで絞り設定が可能となります。
  *1 ファームウエアを更新するとセットアップメニュー>操作ボタン・ダイヤル設定に「絞り設定」の項目が追加されますが、上記レンズを装着しないと選択できません。

 ・GF35-70mmF4.5-5.6 WRを装着してカメラを起動した際に、レンズが沈胴状態のときに以下のメッセージが表示されレンズの繰り出しを促します。「ズームリングを回して、レンズを繰り出してください」

2.カメラを煽って撮影するときに、電子水準器が表示される範囲(煽り角度)が従来よりも広がりました。

3.ファイル名編集機能で特定のファイル名を付けたときに画像がカメラで再生できない問題を修正しました。

4.その他軽微な不具合を修正しました。

GFX100(Ver.4.10)

以下の詳細については、GFX100 New Features Guide [Ver.4.10]をホームページからダウンロードしてご確認ください。

1.Blackmagic Design社製モニター/レコーダー「Video Assist 7” 12G HDR/ Video Assist 5” 12G HDR」への動画RAWデータ出力が可能に(*)
 ・HDMI経由で最大4K/29.97P 12bit (**)の動画RAWデータ出力が可能となり、Blackmagic Design Video Assist 7” 12G HDR/ Video Assist 5” 12G HDRでBlackmagic RAWとして記録することができます。Video Assist 7” 12G HDR/ Video Assist 5” 12G HDRの対応ファームウエアはBlackmagic Design社よりリリースされる予定です。
カメラ内現像処理が行われていない動画RAWデータは、露出変更やカラーグレーディングに柔軟に対応することができ、本格的な映像制作に適しています。また、フィルムシミュレーション/F-Log/ハイブリッドログガンマ(HLG/Hybrid Log Gamma)方式で撮影された映像を同時にカメラ内SDカードに記録することも可能です。
 *:Video Assist 7” 12G HDR、Video Assist 5” 12G HDR以外のモニター/レコーダーについては動作保証をしていません。(2021年10月7日時点)
 **:4K (3840×2160) 29.97P/25P/24P/23.98Pにのみ対応しています。FHDには対応していません。

2.カメラを煽って撮影するときに、電子水準器が表示される範囲(煽り角度)が従来よりも広がりました。

3.その他軽微な不具合を修正しました。

GFX100S(Ver.1.20)

以下の詳細については、GFX100S New Features Guide [Ver.1.20]をホームページからダウンロードしてご確認ください。

1.Blackmagic Design社製モニター/レコーダー「Video Assist 7” 12G HDR/ Video Assist 5” 12G HDR」への動画RAWデータ出力が可能に(*)
 ・HDMI経由で最大4K/29.97P 12bit (**)の動画RAWデータ出力が可能となり、Blackmagic Design Video Assist 7” 12G HDR/ Video Assist 5” 12G HDRでBlackmagic RAWとして記録することができます。Video Assist 7” 12G HDR/ Video Assist 5” 12G HDRの対応ファームウエアはBlackmagic Design社よりリリースされる予定です。
カメラ内現像処理が行われていない動画RAWデータは、露出変更やカラーグレーディングに柔軟に対応することができ、本格的な映像制作に適しています。また、フィルムシミュレーション/F-Log/ハイブリッドログガンマ(HLG/Hybrid Log Gamma)方式で撮影された映像を同時にカメラ内SDカードに記録することも可能です。
 *:Video Assist 7” 12G HDR、Video Assist 5” 12G HDR以外のモニター/レコーダーについては動作保証をしていません。(2021年10月7日時点)
 **:4K (3840×2160) 29.97P/25P/24P/23.98Pにのみ対応しています。FHDには対応していません。
撮影メニューの 画質設定 > カスタム登録 / 編集と動画設定 >Fカスタム登録 / 編集によるカスタムモードの登録方法や編集方法が変更になりました。(C1(カスタム1)からC6(カスタム6)を選択してから登録/編集操作を行うように変更)

2.カメラを煽って撮影するときに、電子水準器が表示される範囲(煽り角度)が従来よりも広がりました。

3.その他軽微な不具合を修正しました。

本誌:鈴木誠