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タムロン、ソニーEフルサイズ用「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」開発発表。光学系刷新&新デザイン

タムロンは8月5日、ソニーEマウント用レンズ「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」(Model A063)を開発発表した。2021年内の発売予定としている。価格は未定。

定評ある「28-75mm F/2.8 Di III RXD」(Model A036)の後継として、サイズ感を維持しながら光学系の設計をゼロから見直したという製品。鏡筒デザインも一新し、操作性や質感を向上したという。

AF駆動はリニアモーターフォーカス機構VXDを新採用。AFの高速化と高精度化を実現。さらに優れた描写特性により、高解像度化が進む最新デジタルカメラに対応する性能を備えるとしている。

従来モデルと後継モデルのMTF比較

そのほか現時点で明らかになっている仕様は、広角端の最短撮影距離が0.18m(最大撮影倍率1:2.7)で、フィルター径は67mmである点。

また、鏡筒にパソコンとの通信用として「コネクターポート」を搭載。専用のTAMRON Connection Cableケーブル(USB Type-A to Type-C)で接続すると、専用ソフト「TAMRON Lens Utility」からフォーカスセットボタンに対する機能割り当てや、フォーカスリングのカスタマイズ(回転方向やレスポンスの設定)、レンズファームウェアのアップデートを行えるという。

TAMRON Lens Utilityでフォーカスセットボタンに割り当てられる機能(引用)

・A-Bフォーカス:被写体から被写体へスムーズにフォーカスを移動させる機能です。
・フォーカスプリセット:記録したピント位置へクリック一つでフォーカスを移動させる機能です。
・AF/MF切り替え:フォーカスセットボタンを使ってAF/MFを切り替えるための機能です。
・フォーカス/絞りリング機能切り替え:フォーカスセットボタンを使って、フォーカスリングを絞りリングに切り替えて使用することが出来る機能です。
・カメラボディ機能割り当て:お使いのカメラボディで予め割り当てた機能をフォーカスセットボタンで使うことのできる機能です。

本誌:鈴木誠