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KANI、回転ノブを着脱式にして操作性を向上させた可変ND。ND2〜64・ND2〜400の2種類

ロカユニバーサルデザイン株式会社は、KANIの可変NDフィルターを7月9日に発売する。ラインアップは濃度の調整範囲がND2〜64のタイプと、ND2〜400の2種類。サイズはそれぞれ67mm径となっている。

回転ノブを着脱式とすることで、濃度調整時の操作性を向上させたという可変NDフィルター。希望小売価格(税込)はND2〜64が1万980円、ND2〜400は1万2,300円。

回転ノブ。濃度調整時の操作性を向上させる目的で、ユーザーからの要望をうけて追加したという。バヨネット式のレンズフードを併用する場合はノブを外して使ってほしいとしている

調整範囲は、ND2〜64が最大で6絞り分相当、ND2〜400では8と2/3絞り分相当となっている。いずれの製品もフィルターガラスにはSCHOTT社製のB270ガラスを採用。両面に精密な研磨加工を施すことで平坦精度を確保したとしている(厚みは1.3mm)。フィルター面には防油・防水コーティングも施されている。

これら加工とあわせて、画面全体へのバランスの良い減光効果を実現したとしており、減光効果を強めに調整しても、発色が青味がかるなどの可変NDフィルターの特性を高いレベルで抑制した製品だと説明している。

同社では濃度調整範囲の広いND2〜400について、日中のポートレート撮影で無段階に光量を調節できることから、特に絞り込むことで印象が変わりやすいポートレート撮影で、絞りを開放にして撮影できる点で有効な製品だと説明。フィルターの変更をすることなく、スムーズに撮影を続けることができる点もポイントだとしている。

本誌:宮澤孝周