ニュース

KPIはGODOX新製品を展示。参考出品の“チューブライト“も

「PHOTONEXT 2021」ケンコー・トキナーブースより

ケンコー・トキナーのブースでは、会期中ほぼ途切れることなく各種セミナーを展開している

フォトビジネスおよびプロフォトグラファーを対象としたイベント「PHOTONEXT 2021」が6月15日、パシフィコ横浜(Bホール)で開幕した。会期は6月16日(10時~17時)まで。入場は無料。

プロフォトグラファーや写真館、メーカーなどを対象に、プロ機材や撮影ソリューションを展示するイベント。本稿では、ケンコー・トキナーとケンコープロフェショナルイメージング(以下KPI)の共同出展ブースの様子をお届けする。KPIブースではGODOXブランドの、大型から小型まで多数のライティング製品を展示。多様な製品ラインアップは、今後ますますユーザー層を拡大していこうという勢いがうかがえた。

3軸電動ジンバルカメラ「MOZA MOIN Camera」(ケンコー・トキナー)

3軸ジンバルを備えたグリップ一体型のカメラ「MOZA MOIN Camera」の実機を展示。当初は5月21日の発売を予定していたが、生産上の都合により発売時期が6月下旬に変更されている。

特徴は2.45型のタッチパネル式液晶モニターを搭載している点。スマートフォンなどに接続することなく、少し大きめの画面で撮影する映像を確認できるのは、快適性を高めるポイントだろう。最大4K/60Pの動画記録に対応。本体にはボタンも少なく、シンプルな操作が可能としている。

モニターを広げた状態でも手のひらに収まるサイズ感だ
モニターを閉じて握った状態

GODOXのライティング製品(ケンコープロフェショナルイメージング)

KPIは、照明ブランド「GODOX」の発売予定製品など、多くの新アイテムを展示していた。

ADシリーズ最軽量のモノブロックストロボ「AD100 Pro」

バッテリー含めた重量が520gという、ADシリーズ最軽量のモデル。6月4日に発売された新製品。片手で持ってもあまり重さを感じないほど。

ADシリーズは、「AD400Pro」や「AD600 Pro」、「AD1200 Pro」などスタンドの利用が前提の大柄な筐体のモデルを経て、今回のAD100 Proのような小型モデルがだんだんとラインアップに追加されてきた。こうした経緯から、同社は今後女性ユーザー層の拡大も目指していきたいのだそうだ。

AD100 Pro
背面
AD1200 Pro
AD400Pro(左)、AD600 Pro(右)
GODOXの小型ライティング製品群。こうした小型モデルを、一般・女性ユーザー層に広げていきたいという

グリップ付きのLEDライト「ML60」

5月14日に発売された新製品。最大60W出力に対応する。小型で軽量なボディが特徴としており、メスダボ付きのハンドグリップを装着することで、片手持ちでの使用も可能としている。重量は770g。

シートタイプのLEDライト「FL60」

2020年11月に発売済みの製品。シート状になったライトで、フレキシブルに形状を変えることができる。バイカラータイプで色温度は3,300~5,600K(±200K)の範囲で調整できる。実物を見るとその薄さに驚く。

側面から見た様子。とても薄いのがよくわかる

チューブライト「TL60/TL30」

参考展示品のチューブライト。長さの異なる2モデルをラインアップ。マルチカラータイプで、キャンドルや花火、稲光など全37種類のエフェクトモードを搭載しているという。内蔵バッテリーで駆動する。

TL30(左)と、TL60(右)。TL60は倍の長さがある
別売カプラーを使用することで、放射状もしくは並列に複数連結できるという
演出効果としての利用イメージ
本誌:宮本義朗