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パシフィコ横浜で「PHOTONEXT 2021」開幕。富士フイルムはミラーレス撮影体験や新レンズを用意

フォトビジネスおよびプロフォトグラファーを対象としたイベント「PHOTONEXT 2021」が6月15日、パシフィコ横浜(Bホール)で開幕した。会期は6月16日(10時~17時)まで。入場は無料。

プロフォトグラファーや写真館、メーカーなどを対象に、プロ機材や撮影ソリューションを展示するイベント。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてイベントは中止。今年は2年ぶりの開催となった。本稿では、カメラメーカーとして今回唯一の出展となっている富士フイルムの展示ブースの様子をお届けする。

会場はパシフィコ横浜Bホール

ミラーレスカメラ現行機種を展示

カメラの展示スペースでは、交換レンズを含む現行の全機種が展示されている。もちろん、実機はすべて触れることができる。5月27日に発売された交換レンズ「フジノンレンズ XF18mmF1.4 R LM WR」はミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T4」に装着された状態でも展示。試し撮りも可能だ。

FUJIFILM X-T4にXF18mmF1.4 R LM WRを装着した様子

ラージフォーマットセンサーを搭載したGFXシリーズも全ラインアップが並ぶ。2月に発売された「FUJIFILM GFX100S」を含む4機種を見比べることができる。この展示では、やはりGFX100Sに注目してほしいと説明員は話す。従来機のGFX100と並べてそのサイズ比較をすると、どれだけ小型化されたかがよくわかる。

GFX100S(左)とGFX100(右)のサイズ比較

GFX100Sは別途撮影体験コーナーが設けられた。モデル、もしくは花の撮影時間がタイムスケジュールで区切られている。

同社製機材の活用事例を紹介している。近年、写真館のカメラマンも富士フイルムの機材を活用して動画制作をする人が増えているという。説明員によると、同社製カメラはもともとの色づくりに自信があるため、編集作業に関わる時間を短縮できる点にも特徴があるのだという。

チェキ写真にQRコードを添付。SNSへのアクセスも

同社ブースでは、ハイブリッドインスタントカメラシリーズの「instax mini LiPlay(リプレイ)」にスマートフォンアプリを利用してカスタムフレームをインストールするサービスが紹介されていた。

一般の人も利用ができるサービスで、プリントした写真にはQRコードが添付できる。QRコードには、自身のSNSなどに接続できるよう設定することが可能。特に事業者向けとして、QRコードにキャンペーン情報やクーポンコードなどを盛り込むという利用方法を提案している。

写真の出来上がりイメージ
本誌:宮本義朗