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ニコンミュージアムの映像ライブラリーで「銀河の構造の探求とニコン91cm反射望遠鏡(光電赤道儀)」が公開

株式会社ニコンが運営するニコンミュージアムで、映像作品「銀河の構造の探求とニコン91cm反射望遠鏡(光電赤道儀)」が3月2日に公開された。館内の映像ライブラリーで視聴できる。

「91cm反射望遠鏡」は、1959年にニコン(当時:日本光学工業)が製造し、翌1960年に国立天文台岡山天体物理観測所(現在:ハワイ観測所岡山分室)に設置された反射式光電赤道儀です。91cmの口径は当時の国産望遠鏡としては最大のものでした。現在は広視野近赤外線カメラに改造され、近赤外線による銀河構造の研究に役立てられています。

本作品では、同観測所で助教を務める 柳澤顕史氏にインタビュー。60年以上にわたり天体の観測に寄与する「91cm反射望遠鏡」の歴史や現在の役割について語っていただきました。

新映像作品「銀河の構造の探求とニコン91cm反射望遠鏡(光電赤道儀)」視聴開始

上映時間は約10分。資料映像を除き、ニコン Z 7およびZ 50で撮影した4K UHD映像だという。なお同館では、企画展「星の美しさを伝えた天体望遠鏡たち」を7月21日まで開催中。

ニコンミュージアムの所在地は、東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟2F。開館時間は10時〜17時(最終入館16時30分。月曜、日曜日、祝日休館)。入館無料。

本誌:鈴木誠