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BenQ、ハードウェアキャリブレーション対応の27型4Kモニター「SW271C」
USB Type-Cの60W給電に対応 税込19.8万円
2021年2月12日 09:00
ベンキュージャパン株式会社は、27型4K表示対応のカラーマネージメントモニター「SW271C」を2月18日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は19万8,000円前後(税込)。
主に映像や写真編集用にプロ向けとして展開する「AQCOLOR」シリーズに属する製品。ハードウェアキャリブレーションに対応(キャリブレーターは別売)。X-Riteと共同で開発したキャリブレーションソフトウェア「Palette Master Element」が付属しており、簡単な操作で従来モデル「SW271」よりもキャリブレーションにかかる時間を大幅に短縮できるとしている。
パネルはIPS式で、sRGBおよびRec.709の色域を100%カバーしているほか、Adobe RGBは99%、デジタルシネマ規格「DCI-P3」やAppleのカラースペース「Display P3」では、それぞれ90%までカバーしているという。解像度は4K UHD(3,840×2,160)で、約10億7,000万色の表示に対応している。
16bitの3D LUTを採用しているほか、色ムラを均一に補正するユニフォミティ技術とあわせて、再現性にも優れるという。
また、パッケージメディアや動画配信などで使われる規格「HDR10」や、4K・8K放送やデジタル一眼レフカメラなどの「HLG」方式に対応する。
このほか、カラー写真をモノクロでプレビューできる「モノクロモード」や、異なる色空間の映像を左右に並べて同時に表示できる「GamutDuo」機能を搭載している。
スタンド部分にOSDコントローラー「ホットキーパックG2」を装備。Adobe RGBモード、sRGBモード、モノクロモードの切り替えのほか、明るさやコントラストなどの設定を割り当てるボタンカスタマイズも可能。
入出力端子はHDMI2.0×2、Display Port1.4、USB 3.1×3(ダウン×2、アップ×1)、SDカードスロット、USB Type-C(60W給電に対応)。
外形寸法は647×618.7〜503×285.3mm。重量は約10.9kg。
製品には遮光フード(横・縦)、製造時に実施したキャリブレーション内容のレポートも付属する。