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ソニー、空間デザインや映像制作に使える「Crystal LED」ディスプレイに新モデル

導入イメージ

ソニーは1月26日、直視型マイクロLEDディスプレイ「Crystal LED」の2シリーズを2021年夏に発売すると発表した。

キャビネットを組み上げて、大きさや縦横比の自由な画面を構築するためのベゼルフリー(縁なし)ディスプレイ。軽量・静音・省スペース設計とし、壁掛けやカーブした場所への設置性も有する。1枚あたりのサイズは約608mm×342mm×76mm、重量(暫定)は約10.0kg以内。

新製品2シリーズのうち、Cシリーズ(ディープブラックコーティング)は100万:1の高コントラストと豊かな階調表現でオフィスエントランスやショールーム、博物館・美術館などでの使用に適するという。また、Bシリーズ(低反射コーティング)は広色域を維持しながら最高1,800カンデラ/平方mの高輝度で、外光の反射を抑えた表面処理により、バーチャルプロダクション、放送局スタジオ、撮影現場の背景といった映像制作用に適するという。

いずれも、これまでのCrystal LEDで培ったLED制御技術と、ブラビアシリーズで培った信号処理技術を融合させた「X1 for Crystal LED」プロセッサーを搭載。HDR、HFR(120fps)、3Dといった入力信号にも対応する。

ロビー使用例
バーチャルプロダクション使用例

本誌:鈴木誠