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富士フイルム、41mm相当の薄型レンズ「XF27mmF2.8」をリニューアル
絞りリングと防塵防滴を追加 全長はそのまま
2021年1月27日 23:15
富士フイルム株式会社は、APS-Cセンサーを採用するミラーレスカメラXシリーズ用の交換レンズ「フジノンレンズ XF27mmF2.8 R WR」を3月に発売する。カラーはブラックのみで、希望小売価格は5万2,000円(税別)。
35mm判換算で41mm相当の画角が得られる単焦点レンズ。同じ焦点距離・F値を持つXF27mmF2.8(2013年発売)のリニューアル版となる。レンズ全長は前モデルと同じ23mmとなっており、XFレンズシリーズ中で最も薄いパンケーキスタイルのデザインを継承している。このリニューアルに伴い、前モデルは終売となる。
製品名に「R」とあるとおり、絞りリングを搭載。2020年11月に同じくリニューアルモデルとなったXF10-24mmF4 R OIS WRと同じように、GFXシリーズレンズで採用実績のあるA(オート)ポジションのロック機構つきとなっている。また防塵・防滴・-10度の耐低温構造も採用しており、7カ所にシーリング処理が施されているという。これらの変更に伴ってか、質量は84gと前モデルより6g重くなっている。
レンズ構成は前モデルと同じく5群7枚。このうち非球面レンズを1枚含む点も変更はない。
AF駆動はDCモーターを使用する。レンズ前群5枚を繰り出すフォーカス方式の採用により撮影距離による収差変動を抑制したとしており、画質面のほかAFでも高速・高精度な動作を実現しているという。
また、本リニューアルモデルにはフジツボ型のレンズフード「LH-XF27」とフードキャップ「LHCP-27」が付属する。フードとレンズキャップは既存のXF27mmF2.8にも対応。単体版もリニューアルモデルと同じく3月に発売される。希望小売価格はフードが1,800円(税別)で、キャップは500円(税別)。