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パナソニック、Lマウント中望遠レンズ「LUMIX S 85mm F1.8」。税込約8万円
操作性やサイズを統一した"F1.8単焦点シリーズ"第1弾
2020年11月5日 11:16
パナソニックは、Lマウント用交換レンズ「LUMIX S 85mm F1.8」(S-S85)を11月26日に発売する。希望小売価格は税込8万1,400円。
35mm判フルサイズセンサーを搭載するミラーレスカメラS1およびS5で採用しているLマウント対応の単焦点交換レンズ。LUMIX S5製品発表の際に11月の発売がアナウンスされていた。
かねてより開発が報じられたF1.8単焦点レンズシリーズの1本目。このほか、ロードマップ上では24mm、35mm、50mmの開発が報じられている。最大径や全長、フォーカスリングやスイッチ類の配置から前枠外装を含む外装まで、すべてをシリーズ共通のデザインとする予定。これにより、レンズやフィルターの交換などにかかる時間の短縮や、操作性を統一することを企図しているという。
同社のフルサイズ対応レンズシリーズには、ライカカメラ社の品質基準に基づいて測定・生産されている「S PRO」シリーズと、味や遊び心の反映もふまえて設計しているというSシリーズの2ラインがある。このうち、単焦点レンズはS PROラインに属する「LUMIX S PRO 50mm F1.4」のみとなっていたが、新たにSラインとして単焦点レンズが拡充された。
レンズ構成はEDレンズ2枚を含む8群9枚で、色収差を効果的に補正するとしている。また、画像周辺まで高い解像性能となめらかなボケ味を両立したという。
AF駆動はリニアモーターを採用。高速・高精度・静音なAF動作を実現したという。フォーカスブリージングも抑制し、動画撮影シーンにも適するとしている。
鏡筒は防塵・防滴構造を採用。また、-10度の耐低温仕様としている。
絞り羽根は9枚(円形虹彩絞り)。最小絞りはF22。最大撮影倍率は0.13倍。最短撮影距離は0.8m。
最大径×全長は約73.6×82mm。重量は約355g。フィルター径は67mm。
レンズフードを同梱している。