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ニコン、動画撮影にも配慮した大口径AFレンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」
ステッピングモーターで静音動作 ブリージングや露出のチラつきにも配慮
2020年9月16日 13:10
ニコンは、Zマウント交換レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」を2020年12月に発売する。希望小売価格は税別28万1,200円。
静止画のみならず、動画撮影でもS-Line最高レベルの光学性能を堪能できるという大口径標準レンズ。35mmフルサイズ対応のF1.2レンズで初めてというSTM(ステッピングモーター)をAF駆動に採用し、定速駆動によるスムーズなAF動作と静音化を実現したとしている。フォーカスブリージングの発生や、滑らかな明るさ変化が得られる絞り制御により露出のチラつきも抑えたという。
レンズ構成は15群17枚(非球面3枚を含む)。ナノクリスタルコート、アルネオコートを採用。2つのSTMを使ったマルチフォーカス方式(独立駆動のフローティングフォーカス機構)により、ポートレートなどの近距離撮影にも高い解像感が得られるとしている。
最短撮影距離は0.45m。絞り羽根は9枚(円形絞り)。最小絞りはF16。
最大径×全長は約89.5×150mm。重量は約1,090g。フィルター径は82mm。
バヨネットフードHB-94(単品税別5,000円)が付属する。
ニコンZシリーズ用NIKKOR Zレンズの50mmには、本レンズの他に「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」(AF対応。税込実売8万1,000円前後)と「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」(MF専用。税込実売114万円前後)がある。