ニュース

キヤノン、EOS R5/R6をRF100-500mmに対応させる最新ファームウェア

連写時のIS安定化および協調制御対応など EOS R6も「温度上昇緩和」に対応

対象製品のひとつEOS R5

キヤノンは9月9日、ミラーレスカメラEOS R5およびEOS R6の最新ファームウェアを公開した。更新バージョンはいずれもVersion 1.1.1。

同社は8月27日にEOS R5のファームウェア(Version 1.1.0)を公開していたが、今回のファームウェアでは新たにRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM(8月27日発売)への対応が追加されている。

EOS R6(8月27日発売)も、同じくRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMに対応した。

更新内容は以下のとおり(引用)。

EOS R5(Version 1.1.1)

[1]RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM装着時、レンズの光学式手ブレ補正機構と協調制御することで、6.0段分*の手ブレ補正効果を実現しました。
* 焦点距離500mm時。CIPA規格に準拠

[2]RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 装着時、ファームウエアVersion1.1.0を搭載したEOS R5では連写時のIS性能が低下することがあり、その現象を修正しました。

EOS R6(Version 1.1.1)

[1]映像をカメラの画面に表示しながら、HDMI出力による映像表示を行う設定時に、[温度上昇緩和:入]が設定できるようになりました。

[2]RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 装着時、レンズの光学式手ブレ補正機構と協調制御することで、6.0段分*1の手ブレ補正効果を実現しました。

[3]RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 装着時、ファームウエアVersion1.1.0*2を搭載したEOS R6では連写時のIS性能が低下することがあり、その現象を修正しました。

[4]一部のRFレンズを使用した動画撮影におけるレンズ内手ブレ補正の制御を改善しました。

[5]表示言語「英語」設定時:「スローシンクロ」の設定画面における情報表示を修正しました。

[6]FTP転送時の接続性を改善しました。

[7]動画撮影において、温度検知および撮影可能時間制御の改善を図りました。また、これにより常温環境下で短い時間の撮影と電源OFFを繰り返した際の撮影可能時間の改善を図っております。

[8]「日付/時刻/エリア」設定をしていないと、動画撮影可能時間が正しく表示されない現象を修正しました。
*1焦点距離500mm時。CIPA規格に準拠
*2ファームウエアVersion 1.1.0には上記1、および4~8の変更内容が盛り込まれています。

本誌:宮澤孝周