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プログレードデジタル、CFexpress Type B GOLDカードを高速化してリニューアル

最大読込速度1,700MB/秒を実現 発売を記念したセールも実施

ProGrade Digital(プログレードデジタル)は6月10日、CFexpress Type B規格のメモリーカード「CFexpress Type B GOLD 1700Rカード」を発売した。128/256/512GB/1TBの4種類の容量をラインアップしている。Amazon.co.jpのみでの取り扱いで、販売価格は税込1万9,999〜9万9,999円。

TLCメモリを採用する同社CFexpress Type BカードのGOLDシリーズに属する製品で、従来製品(128GB)から、読込/書込双方の速度が向上。容量ラインアップも拡充した。

全ての容量で最大読込速度1,700MB/秒を実現し、最大書込速度は128/256GBが1,400MB/秒、512GB/1TBでは1,500MB/秒となっているという。これまでのGOLD 128GBの最大読込速度は1,600MB/秒、最大書込速度は600MB/秒だった。また、最大読込速度はCOBALT 325GBよりも速くなっており、最大書込速度も同カードにならぶ数値となっている。新しくなったGOLDカード各容量とCOBALT 325GBのスペック上の大きな違いは、最低継続書込速度の差にあらわれている。

新しくなったGOLDカードの最低継続書込速度は、128GBが140MB/秒、256GBは300MB/秒、512GBと1TBがともに400MB/秒となっている。これにより、キヤノンEOS-1D X Mark IIIの5.5KのRAW動画記録でフレームレート60pによる記録にも対応したという(512GBおよび1TB)。なお、COBALT 325GBの最低継続書込速度は1,300MB/秒となっている。カメラの動画記録ビットレートがカード選択のひとつのポイントになるといえそうだ。

このほか、カードの健康状態を確認したり、ディープクリーンを行うことでカード性能をリフレッシュできるソフトウェア「Refresh Pro」にも対応している。

同社では、キヤノンEOS-1D X Mark IIIのほか、同EOS C500 Mark II、ニコンZ 7、Z 6(いずれもファームウェアは3.00)、パナソニックLUMIX S1/S1R(いずれもファームウェアは1.5)での動作が確認できているとしている。なお、ニコンD6は現在検証を進めているという。

製品の発売を記念し、同社では10%オフセールを実施している。新しくなった「GOLD 1700Rカード」の各容量が対象となっており、販売価格は128GBが税込1万7,999円、256GBは税込3万5,999円、512GBは税込5万3,999円、1TBは税込8万9,999で販売されている。セールの期間は6月17日まで。

[2020年6月11日追記]記事初出時、128GBは購入できない状態となっていましたが、6月11日12時に在庫表示に変わりました。これにあわせて、価格情報を追記しました。

また、あわせて「Thunderbolt 3専用 (CFexpress B) カードリーダー」も通常価格から23%オフとなる税込1万2,099円で販売されている。

本誌:宮澤孝周