Angelbird 、最大1,480MB/秒の書込維持に対応したCFexpress

株式会社銀座十字屋 ディリゲント事業部は、AngelbirdのCFexpress Type Bカード「AV PRO CFexpress」と「AV PRO CFexpress XT」を9月7日から順次発売している。いずれも価格はオープン。

同社によると、プロフェッショナルに必要な性能として、RAW記録への最適化や長時間記録の維持、高い信頼性、安定した記録性能を有したシリーズになるという。

AV PRO CFexpress

プロフェッショナルの現場で求められる「持続性」と「安定性」に注力して設計したCFexpress Type Bカードシリーズ。ラインナップは、256GB/512GB/1TB/2TB/4TBの5種類を用意。

同社のAV PRO製品ラインで実績のある、転送速度の安定化テクノロジー「StableStream」により、持続読み込み・書き込み速度1,000MB/sを実現（256GBモデルのみ持続書き込み速度は550MB/s）したという。

また、RAWデータ記録向けに専用で設計したという「Y1プロセッサー」を搭載し、最大で12K解像度のRAWビデオ記録に対応。シネマカメラでの最高ビットレートのRAW記録のような膨大なデータ転送が求められる条件下においても、信頼性の高い持続パフォーマンスを提供するという。

さらに、安定した読み書き性能が省電力化にもつながっているとしており、カメラのバッテリー持続時間を改善し、カードに掛かる不要な負荷を軽減するとしている。

このほか、長時間撮影によるカメラとカードの過熱といった潜在的なデータ損傷の脅威からデータを保護する熱管理機能や、突然の停電やバッテリー切れに伴う電源喪失時の保護機能、高速転送時にカードが発する熱を効率よく外部に伝える金属シャーシ、熱によるステッカーの剥がれなどを考慮したレーザーエッチングによるラベル印刷などを採用している。

カードリーダー「CFexpress Card Reader」（CFX31PK）と無償のMac専用ソフト「Angelbird SSD Manager」を利用することで、カードのパフォーマンスを出荷時状態へと復元できるリフレッシュ機能に対応するとしている。

AV PRO CFexpress XT

AV PRO CFexpressをベースに、持続読み込み・書き込みパフォーマンスを拡張したCFexpress Type Bカードシリーズ。ラインナップは、330GB/660GB/1,320GBの3種類を用意。

最大12K解像度の非圧縮RAW記録にも対応するという持続書き込み速度1,480MB/sに対応。

同社によると、ライブ・ブロードキャスティング、ロングテイクを多用する映画の撮影、自然・風景映画の撮影、ドキュメンタリー＆インタビュー撮影など、長時間の連続した記録が必要なプロジェクトや、途切れることのない精密な画質が要求されるセッションに理想的な製品だとしている。