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キヤノン、Digital Photo Professional 4で"クラウド処理"を利用

「より高性能なノイズリダクション」 EOS-1D X Mark IIIに対応

キヤノンは3月3日、RAW現像ソフトウェア「Digital Photo Professional 4」の最新バージョンをリリースした。バージョンは4.12.10。更新内容は、「ノイズリダクション(クラウド)」の追加。

本機能は、ネットワークサービス「Canon Cloud Imaging」を利用して、対象となる画像に対して“より高性能なノイズリダクション処理を適用”できるというもの。EOS-1D X Mark IIIで撮影されたISO 3200以上のRAW画像が対象となっている。本機能を適用することで、ディテール調整ツールパレット上の「ノイズリダクション(クラウド)」からノイズの緩和効果を調整して適用できるようになる。

また、クラウド処理を行うと、オリジナルのRAW画像から、このノイズリダクション処理が適用された画像「CIP画像」が生成される。このCIP画像は通常のRAWデータと同じように編集できるとしているが、デジタルレンズオプティマイザや回折補正、色収差などの編集は不可となっている。これらの処理はクラウド処理前に完了させておく必要があるとしている。

このほか、利用要件としてOSのバージョンへの留意も必要となっている。Windowsの場合、Windows 10(1709)以降であること、macOSの場合は10.14または10.15であることが条件となっている。また、居住地域に中国を選択している場合、この機能は使用できないとしており注意が必要となっている。

本誌:宮澤孝周