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キヤノン、Digital Photo Professional 4の最新バージョンを公開

EOS R5/R6への対応 EOS Utilityなどもアップデート

キヤノンは7月30日、RAW現像ソフトウェア「Digital Photo Professional 4」の最新バージョンをリリースした。バージョンは4.12.60。更新内容は、EOS R5(7月30日発売)およびEOS R6(8月下旬発売予定)への対応などを含むものとなっている。また同じくEOS R5/R6への対応やEOS-1D X Mark IIIへの対応として、EOS Utilityなどの各種ソフトもアップデートが公開されている。

また、更新されたDigital Photo Professional上でEOS R5およびEOS R6のHDR現像やHEVC動画が扱えるようになるアプリケーションとして「Canon HEVC Activator」(EOS R5、EOS R6用でそれぞれ別個に用意されている。バージョンはWindows版。Mac版ともに1.0.0)も公開されている。

各ソフトは、「Canon RAW Plugin 1.5 for Final Cut Pro X」(macOS用)を除きWindows版、Mac版がともにアップデートの対象となっている。アップデートが公開されたソフトと主な更新内容は以下のとおり。

Digital Photo Professional 4

更新バージョン

4.12.60(Windows版・Mac版共通)

更新内容(両OS共通。内容は引用)

・EOS R5, EOS R6に対応しました。
・深度合成機能を拡充しました。
・RAW動画の切り出し保存に対応しました。
・「RAW画像の表示と保存」の「速度優先モード」に対応しました(対象画像:EOS-1D X Mark III, EOS R5, EOS R6)。

EOS Utility(3.12.30)

更新バージョン

3.12.30(Windows版・Mac版共通)

ソフトの内容

PCにカメラを接続した際に画像の取り込みや設定・リモート撮影操作をPC側から実行できるようになる

更新内容(両OS共通。内容は引用)

EOS R5, EOS R6に対応しました。

Picture Style Editor

更新バージョン

1.24.10(Windows版)、1.24.30(Mac版)

ソフトの内容

ピクチャースタイルを編集し、オリジナルピクチャースタイルファイルの作成と保存ができる

更新内容(両OS共通。内容は引用)

EOS R5, EOS R6に対応しました。

Cinema RAW Development

更新バージョン

2.6(Windows版・Mac版共通)

ソフトの内容

キヤノン製のデジタルシネマカメラで撮影したRAW形式のクリップを現像し、再生・エクスポートを行うことができる

更新内容(両OS共通。内容は引用)

EOS R5, EOS-1D X Mark III に対応しました。

Canon RAW Plugin(for Avid Media Access)

更新バージョン

2.6(Windows版・Mac版共通)

ソフトの内容

対応カメラで撮影したRAW(RMF / CRM)クリップをAvid Media Accessに対応したAvid Technology, Inc.製のシステムに読み込むためのプラグインソフト

更新内容(両OS共通。内容は引用)

EOS R5に対応しました。

Canon RAW Plugin(for Final Cut Pro X)

更新バージョン

1.5(Mac版のみ)

ソフトの内容

対応カメラで撮影したRAW(CRM)クリップを Final Cut Pro Xに対応した、Apple Inc.製のシステムに読み込むためのプラグインソフト

更新内容(内容は引用)

EOS R5に対応しました。

本誌:宮澤孝周